【聖地巡礼】なぜアニメに神社が出てくるのか?

神田明神の明神塾にて、聖地巡礼プロデューサー柿崎俊道氏の話の続き
前回はこちら→ 「なぜ地方は、聖地巡礼をしたがるのか?」

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「なぜアニメに神社が出てくるのか?」

今回は、話は変わりまして「なぜアニメに神社が出てくるのか?」神田明神で話を聞いているのですから、ばっちりの話題だと思います。本当に漫画・アニメに神社がでてくるのでしょうか?それは漫画・アニメの制作者が神社が好きだからです。先に言い切ってますね、その前に聖地巡礼で成功している場所を中心にピックアップされていた神社を紹介。昔の作品はセーラームーンからはじまってます。

セーラームーン 火川神社→氷川神社(東京都港区)
いなりこんこん 伏見伊奈里大社→伏見稲荷大社(京都市稲荷区)
朝霧の巫女 稲生神社→太歳神社(広島県三次市)
氷菓 荒楠神社→日枝神社(岐阜県高山市)
花咲くいろは 湯涌稲荷神社(石川県七尾市)
あの夏で待ってる 懐古神社(長野県小諸市)
らき☆すた 鷲宮神社(埼玉県久喜市)
ラブライブ 神田明神(東京都千代田区)

神田明神もラブライブというアイドルを目指す高校生たちの人気アニメの舞台となり、毎日多くのファンが日本国内のみならずアジアからもやってきています。境内には、アニメのキャラクターが書かれた絵馬がところ狭しをならび、イラストの入ったお土産ものも沢山あります。土日になるとその数はまし、ファン同士の交流が盛んな様子を垣間見えることができます。

毎年、年間200本アニメが制作されている日本で上記ぐらいの事例で多いというのはおこがましいですが、アニメファンなら理解してもらえると思うが多い気がします。では、なぜ漫画・アニメの制作者は神社がすきなのでしょうか?下の図をごらんくだいさい。

アニメの重要な要素3つ

漫画・アニメを作る時に大きな要素となってくるものに「異世界への扉」「処女性」「郷愁」それを含む存在が、神社なのです。神社には非日常をもたらす役割があるのです。お寺でないし、公園でもないことが、これでなんとなくわかるような気がします。

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図1 神社の位置づけとイメージ

日本のアニメのフォーマット・テンプレートを考えると、主人公は朝は学校に行きます。学校が終わると家に帰ります。その間には住宅街があり、また商店街もあります。その中に、神社を設けるとすんなりハマるのでです。みなさんも、学校帰りに神社で遊んだ記憶あるのではないでしょうか?

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図2 日常の中の非日常である神社

なぜワンパターンなのか?

ここまで聞くと、漫画・アニメの制作者はワンパターンだな〜と思われるかもしれません。しかし、そのワンパターンがアニメには必要なのです。映画は2時間で物語の前提を語り、事件を発生させ、エンディングへ向かう。しかし30分アニメでは、前提を語る時間がもったいないので、みんなの共通理解がある定番をもってくることでストーリーをイッキに進めることができるのです。このワンパターンでスピーディーな展開こそが、日本アニメの真骨頂であるとも言えるのです。

ちなみに、空前の大ヒットをしている「君の名は。」でも、重要な位置づけで神社が登場していますね。「君の名は。」の舞台となった岐阜県飛騨市古川や東京・四谷もまた聖地巡礼の場所をして賑わっています。

柿崎氏は、日本の古い映画でもこのワンパターンが多くの人に受け入れられていた事例として、黒澤映画の三船敏郎をあげています。黒澤映画で、三船敏郎演じるサムライをいちいち強い侍として前提を描いていません。みんな周知の事実として三船敏郎は強いサムライだというイメージが植え付けられているのです。

ということで、なぜ漫画・アニメ制作者が神社が好きかという柿崎氏の話でした。



聖地巡礼に興味があり「らき☆すた」をご存知ないという方は、チェックしてみてはどうでしょうか?

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