【熱海】サンビーチで薪能(たきぎのう)観覧無料

MOA美術館が2017年の春まで改装中

熱海にあるMOA(エムオーエー)美術館が2017年の春まで改装中のため、今年は熱海のサンビーチで薪能が行われます!昭和60年(1985年)からMOA美術館で行われているもので、普段は美術館の入場者に見てもらっているものです。熱海サンビーチで見れるというのは、めったにないチャンスです。見に行かなくては!自分は、去年明治神宮の本殿前で奉納能を見て以来になります。日時は2016年10月14日(金)と15日(土)でいづれも13時から催し物が行われ、16時30分からお能が演じられます。ちょうどその日は満月ですので、空には満月、海にうつる月というシチュエーションに、薪の炎がシテを始めとする演者たちを照らし出し神秘的な空間を作り出すことでしょう。日の入りは17:08、常磐津などがおこなわれ、お能のときにはベストなタイミング。14日の演目「高砂」、15日「融」いづれも宝生流 辰巳満次郎さんによります。砂浜の特設会場ということで、オープンな空間のためペットを連れても見に行けますね。愛犬をつれてお能が楽しめる会はそうそうないのではないでしょうか。ただ吠えたりしないようにだけ注意は必要ですので、飼い主の方は注意してください。

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薪能とは

「薪能」とは夕方から夜にかけ野外で薪をたいて行われる能ことで。一般的に、寺社仏閣で行われています。薪能の起源は平安時代中期にまで遡り、奈良の興福寺で催されたものが最初。興福寺では、今も5月の11日、12日に薪能が行われていて、興福寺では薪御能(たきぎおのう)と呼びます。薪能で有名な佐渡島では、毎年4月から10月までの間に、島の各地で行われている。

2016年 あたみ海辺の薪能 概容

熱海サンビーチに特設会場がつくられるようです。親水公園の広場かと思いましたが違うようですので、行く人は注意が必要。13時から地元出演者の無料ステージで、16時30分からオープニングセレモニー、火入れがあり、本番の流れです。観覧は基本無料ですが、有料のイス席もあるそうです。当日かえるのかは不明。わかりましたらこちらで情報更新させていただきます。

あたみ海辺の薪能 〜熱海の森羅万象に捧ぐ〜
http://www.moaart.or.jp/

10月14日
熱海の森羅万象に捧ぐ能舞「海」 辰巳満次郎
常磐津「夕月船頭」 花柳あらた 常磐津文字兵衛ほか
能「高砂」 宝生流 辰巳満次郎

10月15日
長唄一調一管 「月と海と」 笛 福原 寛 小鼓 堅田喜代
熱海の森羅万象に捧ぐ能舞 「月」 辰巳満次郎
素浄瑠璃 「乗合船恵方万歳」より 常磐津文字兵衛ほか
能 「融」 宝生流 辰巳満次郎

主催
あたみ湯ったりアート2016/あたみ海辺の薪能実行委員会/MOA美術館(公益財団法人岡田茂吉美術文化財団)

後援
熱海市、熱海市教育委員会、熱海市観光協会、熱海商工会議所、熱海温泉ホテル旅館協同連合会、(株)エフエム熱海湯河原、(株)伊豆急ケーブルネットワーク、熱海新聞、伊豆毎日新聞

企画協力
水の縁プロジェクト

お問い合わせ
MOA美術館 0557-84-2520

※運営の方に問い合わせしてみましたら、舞台の記録撮影は禁止ということでした。

MOA美術館どうなる?

ちなみに来年2月へむけての改装は、現代美術作家杉本博司氏と建築家榊田倫之氏のタッグで行われているようです。こちらもどんな美術館に生まれ変わるのか楽しみです。

MOA美術館の国宝

MOA美術館についての覚書、所蔵されている国宝3点有ります!

・紅白梅図 紙本金地著色 尾形光琳 二曲屏風一双
・手鑑「翰墨城」
・色絵藤花文茶壺 野々村仁清

どれも気になるものばかり、来年のリニューアルオープンが楽しみです!


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