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来宮神社の例大祭3日目
前日に続き晴天に恵まれ、日中は炎天下になりました。朝から神社では、神事が執り行なわれます。この日の神事の一部始終と、二日目の山車コンクールの様子の写真をアップします。
9時00分 来宮神社
神事が行われる前に、この歳のご奉仕の方々が境内の広場に集まっていました。
御鳳輦のお神輿
そうこうしているうちに、社殿では神事が
神女神楽(みこかぐら)
神女神楽とは?
鎌倉時代、高貴な殿方が伊豆地方に流された際、早く都に帰りたいと願いを込め、来宮神社の大前に舞を奉納したのが始まりと云われております。氏子の中から一名選ばれた幼女が例祭当日神楽を奉納するため、何ヶ月も前から稽古に入ります。
例祭奉仕期間中は、神女となるため、親でさえ、子供に触れることは出来ず、神女は地面に足をつけることも禁じられております。例祭最終日に神楽を舞う際に使う茅の持ち草を川に流し、神女から幼女に戻ります。現在では来宮神社神女神楽保存会により伝承されております。 出典:来宮神社サイト
浦安の舞(うらやすのまい)
浦安の舞とは?
皇紀二六〇〇年を記念し、昭和天皇の御製「天地の神にも祈る朝凪の 海の如くに波立たぬ代を」に当時宮内庁楽長多朝麿が曲・振り付けを加えた平和を祈る舞です。氏子の中から毎年四人の少女が選ばれ、装束を纏い、御神前に奉奏致します。 出典:来宮神社サイト
鹿島踊(かしまおどり)
鹿島踊とは?
静岡県民俗無形文化財に指定されております民俗芸能で男三十名程度で神々に捧げる踊りです。鎌倉時代、鹿島地方より海を渡り此の伊豆・相模地方に伝えられ、二十二ヶ所の里で踊られております。中でも来宮神社鹿島踊りは伝えられた踊りを頑なに守り、現在では来宮神社鹿島踊保存会によって伝承されております。踊手の持つ柄杓からこぼれ落ちる色紙は、稲米を表し、五穀豊穣・厄払いの意味をもちます。また踊り手が円陣(えん)から角形陣(さお)になる瞬間が非常に難しく、又華やかでもあります。鹿島踊は、境内、熱海駅前、渚小公園と、約1300年前のお木像を拾われたと伝えられる方のご子孫の家の前(銀座通)で奉納されます。 出典:来宮神社サイト
神幸祭(じんこうさい)
神幸祭とは?
来宮の神々を御鳳輦(ごほうれん)に乗せ、町に降ります。町の繁栄を祈る神事です。神々に供奉する宮司・神官をはじめ、総代・神役など御神幸行列は総勢五〇〇名を超え、壮大な時代絵巻の再現となります。行列の中の猿田彦は天尊降臨の際案内した神様で、御鳳輦に鎮座する来宮大神の案内をする役割です。御祭神と御縁の深い『むぎこがし』を道に撒き道中を御案内し、また人々は其のこがしに触れると無病息災・身体健康になると伝えられています。 出典:来宮神社サイト
御鳳輦(ごほうれん)
御鳳輦とは?
神々を乗せた御鳳輦は、毎年四十二才になる男子により担ぎ上げられ、町中を練り歩きます。厄祓の厳守な神事でもあります。御鳳輦奉仕者は、声高らかに『みょうねん』と発し、神々に感謝の気持ちを表しながら力強く担ぎ上げます。 出典:来宮神社サイト
今年の厄年奉賛会は「跳昇伍團壱會(としょうごうまるいちかい)」という名称で、みなさん集まってご奉仕を行っています。橙のタスキをかけ、幟を持っています。
来宮神社を後にして、熱海の町へ繰り出す御鳳輦。
先頭は、来宮神社の宮司です。橙色のタスキをしていない白装束でお手伝いをしている色の黒い男子だちは、日大三高の野球部のみなさんがお手伝いにやってきているそうです。普段から鍛え抜かれた体力があるので、この炎天下での行進には心強い味方です。
祝!
厄年奉賛会に参加しているメンバーが書かれた旗を持ち、見守るご家族や友人たちでしょうか。
神輿は、熱海の急な坂道を下っていきます。
こちらには、参加した女性の名前が書かれていました。
御鳳輦の行列の先頭には、赤い装束をまとった天狗のような「猿田彦」が「むぎこがし」を振りまきながら進んでいきます。高い下駄も履いているので、歩くのにも一苦労です。
自分は、来宮神社から町に出たところまでを一緒について回り、一旦離脱しました。午後12時に再び合流して、御鳳輦の行列の一番の見どころを撮影してきました。
御鳳輦浜降り(ごほうれんはまおり)
12時、熱海サンビーチに行くと神事を執り行うための準備がなされていました。ここに神輿がやってくるはずなんですが、なかなかやってきません。するとお宮の松のあたりから、神輿がやってくるのですが、こちらには向かってこない!
これから行われるのは、御鳳輦浜降り神事と呼ばれるもので、神輿が熱海の海に入っていき、上がってきてお祓いを行うものです。自分が居たところは、海から上がってくる場所で、海に入って行く場所はまた違う場所なのです。
自分は、急いで向こうから海に入っていく神輿を追いかけて撮影することに。で、撮れて映像がこちらになります。
御鳳輦浜降り
浜降りは、御鳳輦に鎮座する来宮神社の神々を奉仕者達が担ぎ上げつつ、浜から海中に入る神事で古来より代々継承されております。故事に基づき、其の習わしは御神体が海から流れ着いた浜で行われ、今日でいう東海岸である御神池に一年に一度奉仕者が御鳳輦を奉舁(ホウエイ)しながら海中へ入る神事です。 出典:来宮神社サイト
熱海サンビーチは、すでに海開きが行われ多くの海水浴客で賑わっています。その中を、奉仕者の方々が神輿を担ぎ海の中へ入っていきます。桟橋の東側から海へはいり、桟橋を回って西側の砂浜に上がっていきます。桟橋には、多くのカメラマンたちが撮影している様子が伺えます。あと、熱海の海の透明度が素晴らしい様子も映ってますね。
貴重な神事を動画でおさめることができまして、感謝です。
この撮影の後は、夕方からの山車コンクールを撮るために休憩しました。例大祭の神事は、さらに神輿が熱海市内を練り歩き、来宮神社に戻り、還幸祭(かんこうさい)と呼ばれる神事が執り行われます。
還幸祭とは?
御鳳輦に乗せた来宮の神々にお戻り戴くお祭りです。又無事に神幸が出来たことを感謝申し上げ、例祭期間中の最後の奉納行事が行われます。 出典:来宮神社サイト
午後6時 熱海市内
地元の町の山車の出発に立ち会いました!今日も元気に出発です。
昨日と同様に135号線のコンクール会場へ向かうます。時間調整をするために、地元の大きなホテル「大野屋」の駐車場で一旦待機です。ホテルの窓からは、なんだなんだと覗き込むお客さんたいの姿が見えます。
町中には、すでに各町内の山車が勢揃いしていました。
昨日も懸命にパフォーマンしたとはいえ、まだまだ元気!特に山車の上の女性陣はパワフルです。
山車同士がすれ違うと、さらにヒートアップ!
山車の下では、ハンドルを回している方が。
海沿いの国道135線を通ると、各町内の山車は自分たちの町に戻ってきます。行きと、帰りがルートが違うんですね。
山車が高いので、熱海銀座の頭上の線がギリギリ
まとめ
熱海が一年間で一番熱い夜と呼ばれる来宮神社・こがし祭り。一日目は、頑張って追っかけまわして撮影したのですが、二日目のこの日はかなりペースダウンしてしまいました。また、昼に神輿を追っかけて海に入って体力を使い果たしたのものあります。7月に入ってから、お囃子の音が響く熱海の町で過ごし、この日を向かえると一気にスパークした感じになりますね。