映像を作ることになった、ご担当者の方々へ愛を込めて
今回は映像制作の仕事のネタで書きました
Contents
動画コンテンツの制作過程で陥りがちな罠
映像制作で注意したい5つのことについて書きます。映像を作ることになった、企業・団体のご担当者様につきましては、参考にしていただければと思います。
動画・映像作る側からのアドバイスなのですが、色んなんコンテンツ(WEB、文章、写真、イラストなどなど)にも当てはまることだと思います。
まず、最初に・・・
1.伝えたいことが多すぎないか?
映像は、限られた時間の中で再生されるコンテツです。伝えたいことがたくさんあるかもしれませんが、その限られた時間内で視聴者が理解できる範囲内でおさえておく必要があります。コンテンツを詰め込みすぎることによって、本来伝えたい内容が理解されないようなことがあっては本末転倒です。
無駄な贅肉を落として、見ている人にダイレクトにメッセージが届くちょうど良い情報量を目指しましょう。映像制作すると費用も安くはないので、ついついあれもこれもという気持ちもわからなくないですが、見ている人の気持になってください。
具体的なポイントとしては、テロップ(文字)が多すぎるのはよくありません。適切な量としては、1秒4文字。表示は、1行15文字程度を目安としてください。
2.長すぎる動画になってないか?
長ければ長いほどいいものと言うわけではありません。見る人の集中力が続くのは3分ぐらいと言われます。またYouTubeで動画視聴に関する資料を見ると、映像が90秒を越えると一気にサイトから離れていくという数字も出ています。
映像の内容にあった適切な長さの動画で作る必要があります。マニュアル動画を制作するとして全部で60分あったとしたら、1本10分で6本制作して視聴者の集中力と学習効果をあげることを狙ったほうがよいでしょう。WEBでのCMを制作するとなると、やはり30〜90秒程度でおさめるべきです。インタビュー動画にしても、5分以上のものになると長く感じるので、演出を加えて長く感じないようにしたほうが良いです。
3.好みで出演者や演出を決めてないか?
伝えたい大切なメッセージがまずあり、それにより最大限に伝えるために出演者や演出方法などを選ぶべきです。実に当たり前な話ですが。組織によって映像制作するとなった時に陥りがちな罠として、社長や決裁者の“好み”だけが優先されるようなことがあっては意味がありません。好みがダメと言う訳ではないのですが、その“好みのみ”が優先され、本来目指すべきコンテンツから外れるようなことがあっては、映像制作の目的から外れてしまいます。
4.伝家の宝刀?!上司のちゃぶ台返し
動画制作の時だけでなく、ビジネスのなかでありますよね「ちゃぶ台返し」。できあがってきた映像・動画を上司の好き嫌いで判断されないように、映像制作担当の方は理論武装して適切に説明できるようにしておく必要があります。
映像制作の現場では、撮影現場とMA(ナレーション収録)作業には必ず映像制作の責任者(例:広報部長なり、プロデューサー)なり立ち会うのが決まりです。撮影とナレーション収録の部分に関しては、後からちゃぶ台を返されたら手の打ちようがありません。
5.制作期間が足りてますか?
動画制作は、思ったより時間がかかります。実際に制作するかどうかは決まっていなくても、話が沸いてでてきたら、すぐに制作するにあたってどのくらい時間がかかるか然るべきところに問い合わせしてください。そして、上司にすぐに報告するべきです。
「制作には決定から最低◯◯週間が必要と言われました」
と言いましょう。
制作期間が少ないと映像のクオリティーと費用面にダイレクトに跳ね返ってきます。自分たちが望むコンテンツを制作するのが厳しくなってきますので、注意してください。
動画制作は時間がかかる。十分に時間を確保する!
ぜひ、これはご理解をいただきたいものです。
まとめ
映像制作で陥りがちな罠を5つあげましたが、よくクライアントさんにご説明しているものです。直接やりとりする担当者は理解していても、組織として理解していないと制作現場には振り回されたりしちゃうんですよ。これらを理解して頂き取り組むと、映像もクオリティーがアップしますので、みなさま何卒よろしくお願いいたします。
ぶっちゃけ、例えば時間がなくても自分は作ってしまうんですけどね・・・
映像制作でお困りのご担当者様、気軽にお問い合わせください。
※今回の記事のイラストはお馴染み「かわいいフリー素材集 いらすとや」を利用させてもらっています。
コメント
大変参考になりました。特に、1番目は、非常に重要と思いました。2番目は、常日頃そう感じていたことで、全く同感です。
大変参考になりました。特に、1番目は大変重要と思いました。2番目は、私も常日頃、感じていたことで、全く同感です。
コメントありがとうございます。少しでも参考になれば幸いです。
送り手・作り手側の一方的な思いだけでなく、受け取り側・見る側のことを意識して作ることが大切だと思います。
今後共、ブログ応援よろしくお願いします