【グルメ】三島「うなぎ桜家」と函南「丹那そば亮月」

東京の友人が熱海にやってきたので、ちょっと足を伸ばして熱海のお隣・函南町と新幹線の次の駅・三島へ行ってきました。そこで、名店と老舗のウマい蕎麦とうなぎを食べてきましたよ。

函南「丹那そば亮月」

丹那そば亮月

丹那そば 亮月

住所:静岡県田方郡函南町丹那1196-6
電話:090-9906-2085
営業時間:11:00~14:00(売り切れ次第終了)
定休日:火曜日

県道11号、熱海から函南まで通じる道路脇にお店を構える「丹那そば 亮月(りょうげつ)」

お店がある丹那盆地の地下には、東海道線と東海道新幹線が通っています。ここらは酪農や農業が盛んなとろこで知られています。熱海のスーパーなどに行くと、丹那牛乳が売られています。地下水が豊富な場所でもあり、熱海の水道水も供給している土地です。

丹那そば亮月

休日の午後 店の外には行列もできていた

自家栽培の蕎麦

店内には写真が飾られています。

丹那そば亮月

亮月の畑

「当店の畑にて」と蕎麦畑の写真が、飾られていました。こちらのお店では、手打ちの自家製麺だけではないのです。

なのと、自家栽培で蕎麦を作っています。それも、お店から半径2キロメートル以内にある畑で作っているというこだわりです。

【丹那そば】とは丹那で蕎麦屋を営むというだけではなく、丹那の地で蕎麦栽培から行っているという意味だったのです。

丹那そば亮月

まわりの畑

言われてみれば、店の周辺には畑が広がります。標高も比較的高い丹那盆地は、蕎麦栽培には適している場所です。

丹那そば亮月

自家栽培の蕎麦

店主のこだわりから生まれた蕎麦で。自家栽培、自家製麺、その日に出す分だけその日に打って提供される蕎麦。すべてがご主人によってコントロールされている味だけあります。そばつゆも付けずに、一口いただくと、口の中に蕎麦の香り全面に広がり、歯ごたえと喉越しが楽しめます。高級店にありがちな上品さというよりは、田舎そばの無骨とこだわりを感じさせます。

そばつゆや付け合せで食べるというよりは、蕎麦だけ沢山たべたいと思いました。お値段も良心的なので、函南に足を運んだら立ち寄りたいお店です。

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三島「うなぎ桜家」

三島の名物と言えば「うなぎ」

友人が三島出身の上司に「オススメの鰻屋ありますか?」と聞いたところ、一番に出てきたのが「うなぎ 桜家(さくらや)」だったそうです。

蕎麦を食べたその足で、桜家にむかったのですが・・・

うなぎ桜家-04

うなぎ桜家 外観

住所:静岡県三島市広小路町13-2
電話:055-975-4520
営業時間:11:00~20:00
定休日:水曜日(祝日の場合営業)

15:30~17:00は仕込みのため準備中になることがあるそうで、直接お店で確認するか、電話にて確認する必要があります。また、閉店時間前でも売り切れると営業終了になります。営業が終了になると、電話には出てくれないそうです。夜の営業の時に電話してでなかったら、営業終了と覚悟したほうがよさそうです。

うなぎ桜家-04

うなぎ桜家から美味しそうな煙がでています

訪れたのは16時ごろでした。お店は仕込みの準備のために一時閉まっていました。店頭にはお店の方がいて「17時に再び開くので予約をお願いします」とのことでしたので、予約をして少し時間を潰してくることにしました。

その間に、三嶋大社によってきたわけです。

関連記事 →【三島】伊豆一宮・三嶋大社とたたり石

17時に戻ると、すぐに店内に通されました。創業安政3年(1856年)といいますから130年ぐらいになりますかね。年季の入った木造3階建てのお店の2階の広間に通されました。

テーブルには、お箸などがセットされててお店側の臨戦態勢が整っている感じです。

うなぎ桜家-04

うなぎ桜家 2階

うなぎ桜家-04

司馬遼太郎先生のお写真が

昨夜、私は風船のようで、自分のアタマで三島を歩かなかったた。桜家という有名なうなぎ屋へ行ってやや遅目の晩めしをとったのも土地の人が、私という風船の糸を持ってくれたおかげなのである。古風な二階にあがって、うな重が来るのを待の間 欄間やふすまを見まわしたときこの町が焼けてなかったことを感謝した。

店の壁には、司馬遼太郎さんのお写真と直筆のお手紙が飾っていました。これは「街道をゆく」で書かれたものと推測します。

予約した段階でオーダーは聞かれていて、席につくとすかさずお料理が出てきます。実にシステマチックであります。老舗の鰻屋の佇まいを堪能している暇は与えてくれません。

うなぎ桜家-04

肝吸いとお新香

肝吸いとお新香が出てきたと思ったら、即座にうな重です。冷酒も一緒に頼みましたが、お酒もゆっくり楽しむすきも与えてはくれません。多くのお客が押し寄せる休日の夕飯時、お店的には、戦場になっているのです。

うなぎ桜家-04

うな重 2枚 3,750円

お重のフタをあけると、蒲焼きのいい香りがあたり一面を覆います。幸せな時間が訪れています。重箱が緑色でしたが、これは大きさや種類によって色分けがされています。給仕する方が間違って出さないようにと、こちらもシステマチックに設計させています。

うなぎ桜家-04

創業安政三年 うなぎ桜家

自分たちが席につくと、ほかのテーブルにもお客さんたちが次から次へと入ってきて、座敷はあっという間に満員になりました。

蒸した鰻を炭火で丁寧にやかれていて、タレがしっかりと身をコーティングしています。箸で簡単に身がわれる、ご飯と一緒に口の中に入れると鰻の旨さが広がります。ご飯もタレにからむように適度な硬さで、抜群です。ウナギが絶滅の危機に瀕しているニュースを聞い、最近は食していなかったのですが、久々に食べた蒲焼きは最高の逸品となりました。

東京で、このお味のウナギを食すとなるとちょっとお高くなってしまうので遠慮してしまいます。しかし、こちらは三島ならではのコストパフォーマンスでオススメです。

まとめ

どちらのお店もお客さんの行列ができる人気店です。行列に並んで食事をするのは好きではないのですが、三島・函南に来たら並んでも食べたいお料理です。

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