【所沢】トトロの森・クロスケの家 & こんな処に国立博物館?!

以前から「聖地巡礼」の話をしておりましたら埼玉・所沢市に関連したお手伝いで行く機会がありました。埼玉県には多くのアニメの聖地がありますが、所沢にも日本のキラーコンテンツの一つである宮崎アニメの聖地がありました。

所沢の聖地巡礼地へ

西武新宿線で新宿から、西武池袋線で池袋からそれぞれ30分くらいの位置にある埼玉県所沢市。東京のベットタウンとして高層マンションも建ち埼玉県西部の中核都市として開発が進んでいる町です。目を駅周辺部から自然に向けると、昔ながらの豊かな緑と水のある場所があることに気が付きます。

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宮﨑映画「となりのトトロ」のふるさと

所沢市西部、東京都の県境にある「狭山丘陵」は「トトロの森」と呼ばれ、宮﨑駿監督が映画のモデルにしたことでも知られています。狭山湖周辺の森林は、戦後高度経済成長にともない開発がすすめられることになりました。環境状況の悪化により「となりのトトロ」が描く自然の姿を残すのが困難になりました。そこで、1991年に有志の市民の寄付金によって森が買い取られ、「トトロの森 1号地」ができることになりました。その後「トトロのふるさと基金」プロジェクトによりナショナル・トラスト 保全活動が進み、安定して森の維持ができるようになっています。

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トトロの森 1号地

生活の中でできた林

狭山丘陵の林は、雑木林です。自然にできたものではなく、長い年月に人が暮らす中でできてきた二次林と言われるものです。人と自然の共存からできたもの。単に自然を消費するのではなく、今、人間が必要とされている循環型社会のモデルともなることろです。

トトロのふるさと基金HP
トトロのふるさと基金が運営する「クロスケの家」のご紹介です。茶畑と屋敷林に囲まれた、昔の農家の景色とたたずまいを色濃く残す敷地の広さは約900坪。庭木の整理や破損建屋の補修を行い、2007年11月から皆さまにお披露目しています。

まっくろくろすけ「クロスケの家」

近隣には「クロスケの家」とよばれる、サツキとメイで出てきそうな、モデルになった(?)家があり、トトロのふるさと基金の保全活動のベースになっています。この「トトロの森」と「クロスケの家」は交通も不便なところではありますが、多くの観光客が訪れていて、「となりのトトロ」が海外でも大人気のため外国人観光客もかなりやってきます。「トトロのふるさと基金」のホームページでは、英語/中国語(繁体字)のものも開設しております。

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クロスケの家

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クロスケの家 主屋

所沢とゆかりのある宮﨑駿監督。トトロのキャラクターの使用に関しても柔軟に対応していて、基金のネーミングにもつかわれています。単にキャラクターの延長や作品の舞台ということでの地域のつながりでなく、作品の本来持つ思いがリアルな活動に繋がることで、地域との関係性が深くつながっているのは素晴らしいことです。

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クロスケの家 蔵

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クロスケ発見!

旧和田家住宅(クロスケの家)
登録有形文化財 主屋・製茶工場・土蔵
公開日:火・水・土(祝日・年末年始を除く)
10:00〜15:00 ※臨時閉館あり
所在地:埼玉県所沢市三ケ島三丁目1169番地の1

主屋は明治35年(1902)頃の建築で、昭和32年(1957)に越生(おごせ)町から移築されてきた。生の茶葉をひろげる必要から土間を広くとってあるのが特徴。製茶工場は、明治35年に蚕室(さんしつ)として建てられた後、製茶工場として増築されました。土蔵は、明治20年(1887)頃の築造。現在は、公益財団法人トトロのふるさと基金の活動拠点となっている。

※聖地巡礼とは話は変わりますが、所沢にあるもので特筆すべきものを発見したので追記

知ってましたか?所沢に国立博物館があるのを!

東京、京都、奈良、九州と国立博物館があるのはご存知の通りだと思います。しかし、所沢にも国立博物館があるのです。自分も信じがたかったのですがありました。

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【重要文化財】黄林閣(おうりんかく)

階段を登り門をくぐって入り、入り口に向かうと出て来る小さな立て看板。「無断入るべからず」の文字。よく見ると・・・

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所沢警察署の前に、「東京国立博物館」の文字!

東京国立博物館 黄林閣

電力王!松永安左エ門

電力王といわれた実業家で茶人としても名高い松永安左エ門の旧別荘「柳瀬荘」の主要建物。天保15年(1844)に柳窪(現:東京都東久留米)の大庄屋であった村野家の住居として建てられ、昭和5年(1930)に松永氏が譲り受けて現在地に移築しました。柳瀬荘内には、書院作りの「斜月亭」、茶室の「久木庵」などが残されている。

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松永安左エ門

松永安左エ門がこの邸宅を国立博物館に寄贈したために、ここが東京国立博物館の別館という扱いで、国立博物館になっています。寄贈する時に、所沢市にも打診をしたようですが当時は維持費なども大変だったためか断っているそうです。国立博物館の所有物としての美術品は数多くありますが、建造物はこちらだけの様です。

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残念なことに普段は、自由に中を見学することはできなく、外から見るだけになります。特別にイベントが開催された時などに開放されるので、その日を狙って見学に来れれる方もいます。この国立博物館の別館の維持のために、お一人学芸員の方が常駐されていて、見学客も少ないのになんとも寂しい思いを毎日されています。

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国指定重要文化財 黄林閣
公開日時:木曜日(年末年始を除く)10:00〜16:00
(10月〜3月は15:00まで)
所在地:埼玉県所沢市大字坂之下437番地 ※駐車場15台

かなり広い邸宅で、活用しないのはもったいないですが、国立博物館の所有物ということで融通が効かないのも現状です。例えば、松永安左エ門の即席を辿る観光モデルコースを作り、人の流れとお金の流れを作り出して有効活用できないものでしょう?

こちらは宮﨑駿作品を読み解く上で、参考図書の一つにあげられている本です。照葉樹林文化について書かれた昔の新書になります。気になる方は、ご一読を


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