【同窓会】羽田高校校歌を歌う会 → 祝❀都立羽田高校50周年祭

統廃合されてなくなった羽田高校

東京都大田区に都立羽田高校(東京都大田区本羽田三丁目)がありました。「ありました」というのは、およそ15年前に羽田工業高校との統廃合により廃校になり、都立つばさ総合高等学校と名前を変え存在しています。

スポンサーリンク
レクタングル(大)

創立50周年を記念にしてイベント開催

今はなき都立羽田高校ではあるが、今年2016年が創立50周年にあたります。同窓会を開こうという動きがおこり、今月11月に「祝❀都立羽田高校50周年祭」が開催されることになりました。ただの同窓会では面白くないため、みんなで校歌を歌う会にしようと企画され、当日は参加者全員での校歌の合唱や、参加者のライブなどの催しがあり、素晴らしいイベントになりそうです。自分は、当日の会場で流れる映像制作(過去の記録写真をスライドショーにしたもの)や記録撮影として参加するのですが、ちなみに羽田高校の出身ではありません。この「祝❀都立羽田高校50周年祭」を開催するにあたり、準備会的な役割で発足したのが「羽田高校校歌を歌う会」です。

「羽田高校校歌を歌う会」とは?

今を遡ること3年前の2014年。2016年の50周年を期に、大きなイベントをしようという企画で羽田高校卒業生の有志により「羽田高校校歌を歌う会」が発足しました。聞くと羽田高校第一期生の同期会は、本当に仲がよく毎年夏に旅行に行ったり、新年会をしたりしているそうです。その第一期生が中心となり「歌う会」が発足し、今回の大きなイベントに発展していきました。友人のミュージシャンの方が、羽田高校の第一期生で「ぜひ記録に残したいので協力してほしい」とお声をいただき、音楽ライターの小暮さん(@hideokogure)と卒業生でない自分が参加することになったわけです。

祝❀都立羽田高校50周年祭への流れ

2014年8月 「羽田高校校歌を歌う会」発足/本番にむけ練習開始

2014年11月 「羽田高校校歌を歌う会 第一回」 会場:都立つばさ総合高校つばさホール

※2014年歌う会の練習風景〜本番の記録は、ドキュメンタリーとしてDVD化。

2015年夏 「羽田高校校歌を歌う会」本番にむけ練習

2015年11月 「羽田高校校歌を歌う会 第二回」 会場:都立つばさ総合高校つばさホール

2016年 「祝❀都立羽田高校50周年祭」準備会発足

会場の下見/校歌練習/バンド練習/FacebookなどのSNSの呼びかけ

2016年11月 「祝❀都立羽田高校50周年祭」開催

一見、順調に進んで今回のイベントに辿りついたように思えますが、、、実は、みなさん苦労があるのです。それは、廃校になったのがネックになり問題点が出てきました。

廃校になった学校での同窓会で立ち塞がる壁

同窓会のイベントを開催するにあたり、色々と問題点がありました。廃校になっている学校なので、残念なことに同期会や同窓会などが消滅していました。消滅しているとなにが問題かというと・・・

 1.運営資金がなくなる
 2.名簿がなくなる

1.運営資金がなくなる

同窓会・同期会が存在しないので、幹事もいません。と言うことは運営資金を管理する人がいなくなるので、当然運営資金もなくなります。新たに何かを行動しようとしても、案内のハガキやビラを作るにしても、その資金源がありません。簡単に行動ができなくなってしまいます。身近なところで、有志の方々に寄付をつのり、そこから運営資金を調達していく必要がでてきます。幸いなことに、羽田高校第一期生を中心につながり、みなさんのやる気と協力体制により少しづつ歯車が回っていきました。

2.名簿がなくなる

同窓会がなくなると、名簿もなくなります。個人情報の保護は大切なご時世、同窓会がなくなれば破棄しなくてはなりません。友人関係で、横のつながりはある程度の広がるものの、名簿がないと縦のつながりが難しくなってきます。残念ながら名簿は調達できませんでしたので、友人のつながりやSNSでの拡散での呼びかけをするにとどまったところです。同窓会を集うWEBサービスもありますが、参加している人がかなり限られているので、機能していないようです。名簿の収集がビジネスになるというのも肌身実感したところです。

思い出の写真をデジタル化

各年代の卒業アルバムは、つばさ総合高校にあるそうなのですが、これもまた個人情報の観点から持ち出しができませんでした。閲覧は可能だったようです。そこで参加者に呼びかけて、卒業アルバムをお借りしてスキャニングし、デジタル化・映像化を行いました。

同窓会の継続のために

廃校になった学校が同窓会を継続していくため、問題点をどうクリアしていけばいいのか悩みます。クラウドネットワークの力でなんとかできないものかと思いますが、卒業生の方々はご年配の方々も多くいるので、参加者すべてがFacebookをやっているというわけでもありません。信頼おけるメンバーにお願いして、名簿をコツコツと作っていくしかないのが実情です。結婚して名前が変わった人、住居がかわり繋がりがなくなった人、同窓会に参加したくないと思っている人もいるでしょうし、この同窓会の存在をまったく知らない人などなど、卒業生といっても多様です。時間をかけてSNSと口コミで、失われた時を求めて、間をコツコツと埋めていくのが良いのでしょう。世の中には、うん十年ぶりに同窓会を開きたいと思っている人たちの需要もあるかとおもいますので、この考察は今後考えていきたいと思います。この需要を満たす、WEBサービスの登場があるかもしれませんね。

さらに羽ばたけ?

2014年、15年と開催、2016年には赤坂のホールを借りて大々的に行うことになっています!
どんな楽しい同窓会になるのか、楽しみです。ちなみに、すでに参加者の応募は締め切っておりますが、今後同窓会の活動のために羽田高校の卒業生の方々はコンタクをとってください。次回、60周年イベントを行う際に案内告知が来ると思いますので!(たぶん)

関連記事→ 【イベント】祝❀都立羽田高校50周年祭 無事終了

※無事にイベントは行われました!

スポンサーリンク
レクタングル(大)