【移住】ヒカリエで移住について色々聞いてきた。

Contents

「神ワザ地方起業・スタートアップセミナー」

和歌山県xミライカレッジxINSPIREが贈るスタートアップへの道!
地方創生イノベーターの「神ワザ」に触れてみませんか?
ミライカレッジ・神ワザ地方起業

ミライカレッジ・神ワザ地方起業

と題された、和歌山県の移住促進のセミナーが渋谷・ヒカリエにて開催されたので行ってみました。このミライカレッジとは?

ミライカレッジわかやま「神ワザ起業プロジェクト」
地方移住、地方起業の支援は、「神ワザ」を持つ国内有数のイノベーターたちにより行われ、和歌山県が持つスタートアップ(始動、起業)にふさわしい歴史・文化を背景に、地方移住の聖地となることをめざします。

本日のイベントの趣旨は?

「地域スタートアップの真髄に迫る」
4つの視点から、地域スタートアップの真髄に迫ります。さらに、移住起業の実践者をお招きして、リアルなローカルトークを展開。地域スタートアップのフィールドとして和歌山の魅力もご紹介。
ミライカレッジ プロデューサーの髙田康太氏と、INSPIRE 代表の谷中修吾氏の共同プロデュースでお届けします。

「今年こそ何かにチャレンジしたい!」あなたへ
地域資源を活用して、自分の可能性を試してみたい! そんなあなたにふさわしいステージがここに用意されています。

渋谷ヒカリエ8階 イベントスペース

渋谷ヒカリエ8階 イベントスペース

本日のイベントの登壇者は?

・影山知明さん(クルミドコーヒー店主/まちづくりプロデューサー)
・筧裕介さん(issue+design 代表)
・若新雄純さん(鯖江市役所JK課プロデューサー/慶應義塾大学特任講師)
・正能茉優さん&山本峰華さん(ハピキラFACTORY)

ヒカリエの8階にあるイベントスペース。事前の告知では150名ちかい参加者で、立ち見もでるとか。ミライカレッジの代表・高田さんが司会からスタートし、INSPIRE 代表の谷中修吾氏にバトンタッチして進行していきます。

ミライカレッジ代表・高田氏/INSPIRE代表・谷中修氏吾

ミライカレッジ代表・高田氏 / INSPIRE代表・谷中修吾氏

JK課プロデューサー 若新 雄純 氏

若新雄純さん(鯖江市役所JK課プロデューサー/慶應義塾大学特任講師)がおよそ20分のプレゼンテーションを行いました。福井県鯖江市の移住の政策の事例です。若新さんは、元々大学でコミニケーションの研究をしている方で、それもゆる〜いコミニケーションを研究している。今も行っています。

若新さん曰く、

地方活性化は「答え」はもうない。

政治にはじまり、経済にしかり、どのような分野においても「答え」がない時代になっている。「豊かさ」も人それぞれである。大切なことは、

答えを導くのでなく → みんなで試行錯誤する

その考え方を大切にする。そんな考えのもと、若新さんは福井県鯖江市の移住に関する施策をすることになった。そして、銘打って出したのが

「ゆるい移住」

福井県鯖江市 ゆるい移住

福井県鯖江市 ゆるい移住

福井県鯖江市の住居を最大半年間【家賃無料】で移住してももらおうというもの。元々、市がもっていた物件なので、施策するにあたって費用はほとんどかかりません(広告費は5万円のみ)。普通の移住政策だと、就職を斡旋、農業体験をしてもらう、起業のお手伝いをします。しかし、「ゆるい移住」では、

田舎で就職しなくてもいい。農業体験もしなくてもいい。起業もしなくてもいい。

ただ、参加者同士で話し合って共同生活してください。受け入れにあたって、選抜はしなかったので、基本全員受け入れ。男女にだけ住居わかれて共同生活をしてもらった。

ゆるい移住という実験

ゆるい移住という実験

流石に、この施策ですから、地元のの人からはぼろくそ文句を言われたそうです。説明会には30人が来て、実際には、15人が「ゆるい移住」に参加しました。北海道から兵庫県まで来たい人は、全員受け入れました。ニートなんかだ押し寄せるのでないかと思われていただ、ハイスペックな人たちが来ました。東大卒のコンサルタントや元プロ野球選手などなど。共通していたのは、誰も鯖江のことを知らなかった。参加者のほとんどは、

「半年後はどうなるのか、わからない」

この試行錯誤が面白そうだったからとやって来ている。そして、企画を立案した若新さんも半年後にどうなるかはわからないと思ったそうです。市からも結果をもとめない、成果目標をたてない、という約束を取り付けていました。

若新さんは、彼らの行動原理を欲求段階説で説明してくれました。

マズローの欲求段階説

人間の欲求の変化

人間の欲求の変化

1958年に発表された「モチベーションの変化」マズローの欲求5段階説。ピラミッド型ではなく、垂直に同じ大きさで、欠乏欲求を満たそうとしていく。人は欠乏の欲求を満たすとどうなるのか?成長の欲求になり「自己実現の欲求/自己超越の欲求」へと向かっていく。
自己実現の欲求は、目指したいものを目指すのでない。神の欲求であり、自分でもわからないものを目指していくこと。そして誰も想像できない「神の領域」を目指す。

神の領域

神の領域をつくるためには、結果を手放す。

神の領域を目指す「ゆるい移住では、だれも移住しなくても成功」とする。明確なGOALはないのです。半年たった後どうなったかというと、15人中6人が生活している。

目的もない人が来ていたが、移住してきた後に目標をみつけだしている。ある30代女性なんかは、老人のつどいのゲートボールチームに入って、ゲートボールが楽しいからそのまま移住を決意。

地方の魅力は、自分の人生の道なき道を開ける魅力がある。
自分の成長する姿がみられる。
神の領域をつくるためには 結果を手放す。
これは、東京ではできない。地方だからこそできる。

筧裕介さん(issue+design 代表)

筧さんは、ソーシャルデザインを阪神淡路大震災の15年後の2008年からやっています。

『もしもう一度阪神圏で大地震が発生したら、自分たちに何ができるか?みんなで話し合って、それを社会に還元する』

という試みを行いました。実際にやってみるものの、2008年当時は震災意識が低くなっていて思うように結果が残せなかったといいます。その後、2011年に東日本大震災が発生し、当時の事例が見直されることになりました。

社会の課題に市民の想像力を

社会の課題に、市民の想像力を。

地域の持つ課題点をデザインの力で克服する。社会が問題解決する動き。それが

issue + design

佐川町(さかわちょう)での事例

高知県佐川町(さかわちょう) サガワでないので注意してください!と。万が一間違って地元に人に話すと怒られるそうです(笑)。高知の北西部人口1万4000人の小さな町です。2013年に新町長が就任して、町を活性化させる目的で筧さんのところに話がやってきました。
そこで目を付けたのが森林。高知県は森林率が日本一の県、佐川町も町中に豊かな森林・植生があるので活用しようと試みました。

地域資源を使った、若い人が楽しく暮らせる仕組みを!

生活者個人や小規模事業者が、モノを作れる仕組みを作りました。

さかわ発明ラボ
ものづくりの民主化

ものづくりの民主化

「ものづくりの民主化」が世間では起こっています。昔は、モノをつくるためには大きな工作機械や高価な金型、材料の調達、そしてそれを実際に売るための販売チャンネルをつくらないといけませんでした。しかし、IT化や3Dプリンター、いろいろなWEBサービス、そしてソーシャルな社会の仕組みを利用することで、個人もしくは小さなグループで自分たちのつくりたいものができるようになってきているのです。

「ものづくりの民主化」にもとづいて、役場の委託事業として「コミュニティデザイン事業」を開始しました。新たなものをチャレンジしていく町民を増やしていくのが目的です。

事例1:町民で参加してもらって、町中にいろんなベンチを作る。

事例2:発明職(発明家)を募集して、町でなにか3年間で発明してもらう

事例2の「ものづくり開発」では、勉強したくなる机というのを開発しました。近いうちに商品化されて、テレビや雑誌で取り上げらるのをみることができるんじゃないでしょうか。

開発しているだけでなく、販路開拓にも力を入れてヨーロッパの展示会に出品。高知県内の学校に売り込みなども検討しているそうです。

地方で事業を行うことの面白さには3つの多様性があります。

1.事業モデルの多様性

事業モデルの多様化

事業モデルの多様化

事業モデルに多様性がある。単にBtoB、BtoCだけでなく、軸として資源が地元←→大都市、市場が地元←→大都市で大きく4つに分類できます。

●価値輸出モデル(地元の資源を都会に売る)
●地産地消モデル(カフェ飲食)
●トレンド輸入モデル(商圏がひろい雑貨屋)
●生活基盤モデル(サテライトOffice)

そして、地方では、これらを組み合わせることで事業を成立させることができる。

稼ぎの多様性

稼ぎの多様化

稼ぎの多様化

自由主義経済なので、貨幣経済なのはあたり前のはずであるが、地方では「稼ぎの多様性」が成立する。

交換経済/共有経済/自給経済/貨幣経済

普通の仕事としての貨幣経済の他に、自給自足(畑や漁業など)や共有経済(地域の人々をもものを共有する)、交換経済(自分のもっているものと他人のものを交換)がある多様な稼ぎが望めます。

ネットワークの多様性

ネットワークの多様性

ネットワークの多様性

地方では、お互いが感謝していける関係を作るネットワークが大切になってきます。ネットワークの多様性があるので、それを活用して価値を生み出していく必要があります。

「地方×女の子」ハピキラFACTORY

女子大生時代に起業をしたハピキラFACTORY 正能茉優さんと山本峰華さんのお話でした。

正能茉優さん(左)&山本峰華さん(右)(ハピキラFACTORY)

正能さん(左)& 山本さん(右)(ハピキラFACTORY)

国土交通省の町づくりインターンで長野県小布施に2週間いっていたそうです。その時に、町長に「町おこしできるかね?」と聞かれました。「長野でもダボス会議やればいいんじゃね〜」と回答して、現在の「小布施若者会議」を作ったお二人です。

コンセプトは、地方にあるものを可愛くして、地方創生に活用する。
つくる→広める→売る

つくる→広める→売る

成功の秘訣はどうやら、販路を先に確保して、売れる分しか作らない。

あと感想として、久々にイライラする話し方のお二人でした。女子アピールまるだしで、ギャル語で話すのがお役所の方や田舎のおじさんたちには受けているんですね。正直、思い出すだけでもイライラしてしまいます。

コーヒーショップが街を作る!?

次は、西国分寺にあるクルミをテーマにしたコーヒーショップのオーナーである影山知明さん(クルミドコーヒー店主/まちづくりプロデューサー)のお話です。

クルミドコーヒー

クルミドコーヒー

影山さんの想いは、

「大人がオトナの理屈でやってことが、よくないと思い」
「子どもの気持ちでやってみて、かつての子どもに出会いたいと思って始めた」

元々、外資系につとめてベンチャーキャピタルのお仕事をしていた。その後、それらの仕事をやめ実家の不動産の運用を始めるにあったってコーヒーショップを開店しました。

物事のアプローチの転換をはかりました。抽象的な表現の話になってきました。

工学的アプローチ ←→ 生命論アプローチ

★工学的アプローチ 人間が手段化する
★生命論アプローチ 今、あるものにエネルギーを与えて育てる

仕事をするうえで事業計画を作らない。事業計画をたてると、行動が手段になってしまう。それが工学的アプローチ。

自分の中に「種(SEED)」をあたえる。自分がなにかを始めると、人と人との関係の中で新しいものが生まれてくる。

事例:クルミド出版 2013年に本を出す。コーヒーショップをやっていたら、本を出したいという人が現れて、コーヒーショップで本を出すことに。

事例:コンサートを開く。「音の葉Homeコンサート」国分寺周辺で月に7回おこなうイベントに。近くに住む音大生たちに、演奏する機会と住民が音楽を機会が欲しいという声があるのを知り、イベントを始めることに。

自然とよりそう人たちの声をきき、物事をすすめていっている。すべてのスタッフに最初にある質問をしているそうです。

「人生に通じて、どんなことをしたい?」

「仕事に人をつける」というやり方では、仕事を標準化していき、仕事をさせるになってしまう。

それではなく

「人に仕事をつける」人がいなくなったら、その仕事はやめる。

デザインをしたいというスタッフが入ってきたとき、コーヒーショップでデザインの仕事を始めたそうです。

「じゃあ、そのスタッフが辞めたらデザインの仕事ができなくなりますよね?」

そう、その仕事はしない。仕事をさせるではなく、人に仕事を付けているのですから。

利用し合う関係から支援し合う関係へ

お店と地域 / お店とお客さん / スタッフと本人

考え方としては、フリーランスの個人たちがコーヒーショップを媒体としてゆるやかな共同体を形成して経済活動するイメージにちかいのかなと認識しました。

影山さんは書籍を出していますので、こちらにより詳しく知りたい方はこちらを。

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和歌山県への移住の事例

和歌山で移住し起業した方

和歌山で移住し起業をした方

食品加工販売 CONSERVA https://www.facebook.com/conserva.ryujin/

イタリアで瓶詰めの仕事の修行をして、和歌山県の龍神村に移住してきた方のお話です。お店では、瓶詰めの販売、スパイスなどの量り売りなどを行っています。イメージとしてヨーロッパにある村の個人商店です。

お店の家賃が2.5万円。まわりにアトリエがあり、近くには鮎釣りの宿の温泉「がまの湯」があります。周りにはアトリエには、切り絵体験、エアブラシのチャンピオンの店、藍染め体験ができる場所などがあります。

周辺に体験できるところがあることで、子どもが体験できる遊び場もある。ここにしかないオンリーワンな場所だといいます。ここでは、世界からお客ができる仕組みを作れる。実際に、海外からのお客さんで和歌山県龍神村のこの店にやってくるそうです。龍神村自体が遠く、ムラの中心から車で1時間かかる遠い場所なのに。

和歌山のカフェ

倉谷真矢さん。色々なところを転々として、和歌山にたどり着いた方です。現在では、自家焙煎のコーヒーを入れて、日用品を売るお店を営んでおられます。ビジネス的に成功者なのか、継続して営んでいけるのか疑問なところはありますが、気取らない自分をだせる場所を見つけられた羨ましい方です。今売り出し中は、コーヒー染めの靴下だそうです。果たしてこれが魅力的なのかどうかわかりませんが、ここにしかないオンリーワンであることには間違いありません。ネットで世界に繋がる社会だからこそ、ローカルな場所で営んでいても、世界と仕事ができ販売もできるということでしょう。

コーヒーと日用品を売る店を始める

コーヒーと日用品を売る店を始める

イベントの登壇者は以上です。全員ステージにあがり、ゲストスピーカーの方々が和歌山県移住の人への簡単な質問タイムがありました。その後、和歌山県過疎化対策担当の方が、和歌山県の移住に関する情報を手短に紹介して終了しました。

和歌山県の起業補助金制度

移住者起業補助金最大100万円。これまで24人が起業をして、補助金をもらったそうです。

最大100万円補助金がでる

最大100万円補助金がでる

補助金をもらえるのはいいですが、なにをやるか、なにができるかが一番の問題ではありますが。

和歌山移住ポータルサイト:WAKAYAMA LIFE http://www.wakayamagurashi.jp

WAKAYAMA LIFEより

WAKAYAMA LIFEより

まとめ

イベントのレポートをすると、後半に力つきてボリュームダウンしてしまいます。今回も、和歌山県移住の方の事例がかなり薄いものになってしまいました。大体、このイベント3時間ちかくあって、登壇する人が多すぎです。参加者の質問タイムもありませんでした。どれも素晴らしお話ばかりでしたのに残念です。ぜひ次回は、一人一人の時間を増やしてもらい、会場に見に来た人の質疑応答タイムをゆったりと設定したほうが効果的だと思います。

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