年末年始の休みも終わり東京に出るので、土産を買うためにお菓子屋さんに寄ってきました。
老舗の和菓子屋「みなみ製菓」
起雲閣のすぐ近くにある和菓子店「みなみ製菓」さん。創業は昭和45年という老舗の店。和菓子屋さんらしく、オープンな店構えで気取った感じがなく何か落ち着きます。
お土産用にいつも温泉まんじゅうでは、ちょっと味気ないですよね。しかし、みんなにお菓子を配るのを考えると、やっぱり温泉まんじゅうのようなものが手頃。そう思いながらこちらのお店により、そこで目に入ってきたのが「あたみだいだい饅頭」
名物「あたみだいだい饅頭」
橙とは柑橘系・ミカンの一種。クレヨンにあるあの「橙色」の橙です。橙(ダイダイ)の全国有数の生産地の一つが熱海なのです。生産の場所は、南熱海の多賀山の近辺が中心です。熱海市街地近辺には、農地・果樹園が無いですが、東の伊豆山と、西の網代の近辺にはミカン狩りの山があります。熱海と網代の間にある多賀には農地が多く、そこで橙が生産されています。
ちなみに、なぜ橙と言う名前かというと、実は冬がすぎても木から落ちず、翌年の新しい実と混在するそうです。そのため「だいだい」、代々続くの「代々」にかけて名前が付いたとか。
【JAあいら伊豆】のディスクロージャー資料によると、管内の2016年取扱量は122.4t
全国での生産量がおよそ600t。静岡県がシェア40%ぐらいを占めて274t。熱海およびその周辺が120tぐらいなので、日本における橙(だいだい)の生産量の20%ぐらいを占めていることが分かります。 出典:果物ナビ
その熱海産の橙の果肉と皮、果汁を白餡に練り込んだ、爽やかな香りと控え目な甘さが特徴が「あたみだいだい饅頭」。地元の新たな名物のお菓子として誕生しました。
熱海商工会議所が選定する「熱海ブランドA-PLUS」に認定されてもいます。買ったら、シールを付けてくれまいたので、お土産に持っていくにハクが付きますね。
生地には、橙の皮が練り込んであるので綺麗な橙色をしています。蒸し生地でこれだけ色がでているのですから、たっぶり入っているのを伺えます。
手に持つと、皮がしっとりとした感じが分かります。中の餡もみっちり!
餡も白あんですが、うっすらと橙色がかっていて橙が入っているのが伺えます。柑橘の香りと味わいのあるさっぱりとした饅頭です。
ほかの商品もちょっと紹介
ショーケースには、ケーキがぎっしり並んでいました。プリン、レクレア、生シュー、ブルーベリーケーキ、モンブラン、苺ショート、生チョコ、チーズケーキなどなど。いろんなデザートが。
撮影していると、ご近所の方々がお使いにケーキを次から次へと買いに来ていました。
お店の一押し商品がこちらの
「バームドチョコホール」
大きな木の年輪のように、コーヒー味のスポンジ生地にバタークリームが挟まって渦を巻いています。
安心してください、大きくて食べきれない方のためにカットした物もあります。
人気のケーキがこちら
「アプリコットジャムロール」
雑誌などにも取材されたことあるジャムがアクセントの手作りロールケーキ。ふんわりスポンジに甘酸っぱい杏ジャムがたっぷり入ったもの。
和菓子屋さんなので、お茶菓子やお赤飯なども置いてありました。洋菓子店がちょっと苦手という方には、和菓子をどうぞ。
ここでは紹介しませんでしたが、橙を使ったどら焼きや季節の和菓子も置いてありました。気になった方は、ぜひ足を運んでみてください。
住所:静岡県熱海市清水町6-27
連絡先:0557-82-3806
営業時間:9:00~19:00(定休日:水)
まとめ
「みなみ製菓」さんは、お店の規模に比べて季節の和菓子やケーキ類の品揃えが豊富なのにまず驚かされました。どれにしようが迷ってしまいそうです。ご年配の温泉帰りのお客さんが、駅前のせわしない感じでなく、ゆっくりと選んで買うのにはいいのではないでしょうか。
熱海を歩くと洋菓子店、和菓子店が多いのに気付かされます。観光地であり、別荘地ならではです。まだまだ店がいっぱいあるので、これからもスイーツを紹介していきたいと思います。
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