熱海市街地の中心のちょっと南にある観光施設・熱海市指定有形文化財起雲閣。その近くにアイスクリーム屋さんが営むカフェ「デザイナーズカフェ G」が2016年8月オープンしています。ここで、最高にウマいパフェをいただきました。

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アイスクリーム屋さんが営むカフェ

アイスクリーム屋さんが営むカフェ

海辺からもほど近い裏通りにひっそりとあり、昔ながらの商店の中に交じったとちょっとオシャレな感じが異彩を放つ。それがまた素敵な感じです。この店を知ってるとちょっとツウぶれそうです。

デザイナーズカフェ G 外観

店内に入ると、アイスクリームの冷蔵庫がしっかりと存在感である。お客用のテーブルが3つと、奥には個室もある。この日は、ご主人さんが接客をしていました。元々サラリーマンをやっていたご主人、3年前に脱サラをしてアイスクリーム屋に転身し、こだわりのアイスの卸をしていました。そんな中、自分のお店を持ちたいという夢から昨年にお店を作った。

アイスクリーム屋さんが営む熱海の小さなカフェ「デザイナーズカフェ G」。「カフェ G」の【G】は、アイスクリームの素材「牛乳(Gyu-nyu)」の【G】からなんですって。

※WiFiも完備なのが嬉しい。熱海で探してしまうのが、WiFiが使えるお店である。

デザイナーズカフェG 店内

ハンドドリップコーヒー

早速、まずはコーヒーを頂きました。ハンドドリップコーヒー（ホット／アイス）400円。仕入れたコーヒー豆に潰れたり汚れたりしていないか見極めて、適切な焙煎をほどこしたものをオリジナルブレンドしています。オーダーごとに手回しの粉挽き器を使い、ご主人がハンドドリップで入れてくれます。

ご主人が注文してから粉にする

コーヒー 400円

雑味の無いすっきりとした味で、ゆったりとした時間が流れてきました。

次に「Desingners Cafe G」オススメのスイーツをいただいた

元祖温泉まんじゅうアイス

注文を受けてから作るので「ちょっと時間がかかり」と声をかけられました。どんなアイスが出てくるのか？楽しみです。自分が話しかけながらの作業になってしまったので、さらにお手間をかけさせてしまいましたが、出てきました！！

元祖温泉まんじゅうアイス 680円

寸胴のガラスの容器に入ったアイスと黒蜜。中には、下からカリカリに焼かれた温泉まんじゅうが2〜3個入っていて、その上にはアイスクリーム。アイスの上には、熱海名物「麦こがし」がふりかけられています。「麦こがし」とは大麦を炙ってから挽いた粉で、一般には「はったい粉」と呼ばれています。熱海の来宮神社では、この「麦こがし」を撒き散らす「熱海こがし祭り」が行われています。別の機会に「熱海こがし祭り」のことは調べてみたいと思います。味としては、きな粉のような感じです。

熱海名物の「麦こがし」がトッピング

アイスクリームを一口いただくと、牛のお乳を口に入れているかのような感覚になる豊かな牛乳のアイスクリーム。その名も「食べる牛乳」地元静岡の小さな酪農家さんが作っているアイスクリームなんだそうですが、これが凄いんです。静岡県の酪農コンクールで優勝した乳牛のミルクを使い、そこの酪農家さんのオリジナルレシピによって作られています。このアイスクリームの生産量は少ない貴重なもの。この酪農家さんは、農林水産大臣賞も受賞したというからさらにビックリです。「食べる牛乳」とは、まさに名前の如しです！

素材にこだわったアイスクリーム

こちらのお店が出している「アイスクリーム」は、素材には相当こだわっています。地元・静岡を中心に、天然素材を使用。着色料や添加物・安定剤をできるだけつかわないようにしている。素材が持つ本来の美味しさを大切にすることにより、風味豊かで甘すぎない絶品のアイスクリームを心がけて作られています。さすが、元々アイスクリームの卸業（屋号：muni）をしているお店なだけあります。

アイス「食べる牛乳」

焼かれた元祖温泉まんじゅう

温泉まんじゅうは、オーダーを受けてご主人が外側がパリパリになるまで焼きます。それを半分に切って、贅沢に2〜3個入れます。そのまま熱い温泉まんじゅうだけを食べてもいいですが、アイスクリームと一緒に頂くとさらに美味しさ倍増です。冷たいアイスと温かいまんじゅう、なんでこんなに相性がいいでしょうね〜贅沢です。