熱海梅園から多賀へ抜ける山道・頼朝ライン
熱海から伊豆方面に向かうルートとして海沿いを通る道と、山を抜ける道がある。JR来宮駅から西にある熱海梅園の交差点から山を越えて、戸田幸四郎絵本美術館近くまで出る道を「頼朝(よりとも)ライン」と言います。
(頼朝ラインと名が付きますが、普通の山間部を走る一般道です)
かつての主要道路であり、名前の由来は「頼朝の一杯水」からきています。源頼朝が伊豆山へ逃れる際、山越えて疲れ果ててしまったといいます。そこで岩に腰掛けようとしたところ、太刀が触れた場所から水が湧き出しました。これを飲んだ頼朝は元気を取り戻し、無事に逃げのびたという伝説があります。その水が「頼朝の一杯水」です。
この頼朝ラインには、街路樹として『なつめ』の木が植えてあります。いった何故なのか?看板に書かれていました。
そして、その看板の近くに【頼朝公一杯水】の標識がありました。こちらはさらに年季の入ったものです。
周辺の案内地図【湯ったりまっぷ!熱海市】もありました。
地図中央、山の中に「頼朝の一杯水」があります。この看板の立つ場所には、車2〜3台分の駐車場スペースもあります。訪れた日には、他の方はだれもいませんでした。
看板の場所から歩いて1分、山道を歩くと目的の「頼朝公一杯水」があります。
史跡 頼朝の一杯水
水溜り場に屋根がついているほか、お地蔵さんの社がありました。。水溜り場の奥からは綺麗な湧き水が流れ落ちています。毎日、地元の方が清掃していると思われます。水の中には落ち葉一つなく、綺麗な状態にたもたれていました。
柄杓が置いてありましたので、頼朝の太刀が当たった場所から湧き出た水を自分もいただきました。神霊感じさせる力水です、美味しかったです。
まとめ
熱海に来てみると、頼朝公ゆかりの場所の多さに驚かされます。鎌倉や韮山など縁の市町村と協力して源頼朝サミットが開催できますね。