【即習】歌舞伎を楽しみ方入門

歌舞伎を楽しみたいのに、なにからどうやったらいいかわからない方へ。歌舞伎初心者の私から歌舞伎を堪能するためのステップを考えてみました。(かなり我流ですが、結構いけてると)その前に

歌舞伎とはなんなのか?!

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歌舞伎座外観

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すばり、江戸時代のテレビである!

テレビというのは、どんなものでしょうか?ニュースもあり、ドラマもあり、歴史教養もあり、歌番組なんかもあり、バラエティー豊かな娯楽で、有名人が登場してきます。歌舞伎もそうです。贔屓にしている有名な人気役者を、江戸の庶民が見に来ていました。歴史ものの物語もあれば、踊りものもあれば、最近のニュース的な新作もあり、お能や浄瑠璃人形劇を庶民にわかりやすくしたものもあります。本当にいろいろあります!

これが歌舞伎だ!というものはありません。

テレビも同じで、これがテレビ番組というのが決める事ができません。ちなみに「番組」という言葉は、歌舞伎用語から来ています。また民放のテレビだと、CMが入ったり、スポンサーの商品を番組の中で使ったりします。江戸時代の歌舞伎もそうです、ご贔屓にしているお店の暖簾を舞台装置に入れたり、セリフの中に商品名を入れてきたります。

歌舞伎は難しいものではなく、庶民の娯楽なのです!

とは言え、現代人で歌舞伎に馴染みのない人にとっては難しい芸能だと思えてしまいます。そこで、3つのステップで歌舞伎に馴染む方法をご紹介いたします。

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歌舞伎座外観

ステップ1 歌舞伎役者の名前をまず覚えろ!

歌舞伎役者の名前って、同じようなのばっかりで変わりづらいですよね。でも聞いたことある名前の方は沢山いるかと思います。松本幸四郎、市川海老蔵、中村勘三郎などなど、歌舞伎でなくても映画や舞台でよく目にすると思う名前。歌舞伎は、家系が大事なエンターテイメントですので、誰が誰の親で、誰と誰が兄弟で、親戚はだれかということをチェックしましょう!そして、なくなった先代の人(お爺ちゃんや曽祖父)なども調べておくととてもいいです。いざ歌舞伎を見る時に、人間関係がわかってくるととても感情移入がしやすくなってきます。だから、歌舞伎役者の名前をまず覚えましょう!

ステップ2 YouTubeで歌舞伎の映像を見まくれ!

YouTubeで検索すると歌舞伎の演目がアップされています。それをとりあえず見ましょう。最初は意味がさっぱりわかりません。何を演じているのか?何を喋っているのか?どこが面白いのか?わからなくて当然です。だって今まで歌舞伎を見たことないんですもの。とりあえずYouTubeを見始めたら、ながら見で結構なので、見ている演目のあらすじを調べて読みましょう。1回目見てもよくわかいません、3回くらい見ているとなんとなくわかってきます。眠くなったり、集中力がなくなったりしますが、色んな演目を適当に3回くらい見ましょう。YouTubeには歌舞伎の再生リストを作っている方がいるので、その再生リストを利用すると自動で次から次へと流れるのでそれを利用するのが良いでしょう。20時間くらい見続けていると喋っていることを、演出がなんとなく理解することができてきます。(この20時間の時間をとれるかどうかが、歌舞伎を好きになるか、ならないかの分かれ道のような気がします。一日3時間のながら見で、およそ1週間。あんがい長いですね。。。)

ステップ3 歌舞伎入門の本を読め!

ここで歌舞伎入門の本を読むことをオススメします。最初の段階で、本を読み始じめてもなにが描いているかまってくわからなくて頭に入ってきません。役者の名前を覚え、歌舞伎の映像でなんとなく物語が見れるようになったところで、歌舞伎入門編を読みます。本に書かれている歌舞伎の簡単な歴史から、歌舞伎にどんな話が多いのか、舞台での音楽の役割は、小道具・大道具、舞台装置などが比較的するすると頭の中に入ってくると思います。すると、先程見た舞台の映像がより面白くみれるようになってきます。

ステップ3までクリアした方なら、自分が好きな演目、気になる役者、自分なりの舞台の見方が見つかったものと思います。松竹のホームページを見て、気になる演目を見てみましょう。歌舞伎がきっと楽しめると思います!

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