米国スタンフォード大学がネットで明治43年の日本地図を無料で公開しています。そして、ダウンロードや非営利目的なら使用も可能ということで、どんなものか見てみました。
アクセスするとでてくるのが、こちらの地図。
明治43年帝国陸軍測量の1/50000地形図です。グリーンに色つけれられいるところは、クリックすると詳細な画面に切り替わります。その地図は見ることダウンロードすることができます。では、熱海周辺部分を選択してみたいと思います。
熱海市周辺を選択
詳細をさらにクリック
地図のスキャンダルデータが見ることができます。地図のクレジットは、下記のようになっています。
地図のクレジット
AUTHOR/CREATOR
Kokudo Chiriin
Japan, Rikuchi Sokuryōbu.
Japan, Rikugun., Sanbō Honbu.
Chiri Chōsajo
国土地理院
Japan, 陸地測量部.
Japan, 陸軍., 参謀本部.
地理調查所
ALTERNATIVE TITLE Gomanbun no ichi chikeizu
ALTERNATIVE TITLE 五万分一地形圖
TYPE OF RESOURCE Cartographic
FORM cartographic materialmapmap
EXTENT maps : some col. ; 39 x 46 cm. or smaller.
IMPRINT [Yatabe-machi] : Kokudo Chiriin, Meiji 21?- [1888?-], 1888-
ISSUANCE monographic
IMPRINT [谷田部町] : 國土地理院, 明治 21?- [1888?-]
LANGUAGE Japanese
MAP DATA Scale 1:50,000.
使用条件
詳細な条件はこちらを参照ください。
出典を表記することによって、非営利目的であれば使用・改変が自由に使えるクリエイティブ・コモン・ライセンスになっています。
明治43年 熱海周辺地図
閲覧するだけでなく、6つのサイズからダウンロードできます。
14050×11347のサイズの地図は、30M(メガ)以上ありました。お目当ての部分を切り取っても、かなり大きいサイズで閲覧できます。
明治43年 熱海駅周辺
丹那トンネルが開通していないので、熱海駅が熱海軽便鉄道(熱海〜小田原)の終着駅になっています。東海道線は、もちろん通っておりません。町役場が海沿いにあり、現在の市役所の場所が御用邸になっております。駅の近くの海沿いにあるのは、陸軍の東京第一衛戌病院熱海分院ですかね。現在の国際医療福祉大学熱海病院になります。
ちなみに日露戦争の負傷兵のおよそ10%が、熱海で治療を行ったそうです。
明治43年 多賀・網代
明治43年 伊豆山
伊豆山の上にある七尾は、「七尾たくあん」で有名なところですね。
明治43年 初島
初島は、江戸時代に熱海が湯治場として栄えたころから、熱海村の一部として認識されていたようです。
まとめ
自分が気になることだけを徒然なるままに記しているこのブログですが、地図ネタが多くなっております。
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