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消費者庁 消費生活に関する意識調査
平成 29 年7月に消費者庁が出した調査資料『平成28年度 消費生活に関する意識調査 結果報告書 ―SNSの利用、暮らしの豊かさ、シェアリングエコノミー等に関する調査―』 をグラフにしてみました。
1. 調査項目
(1) SNSについて
(2) 暮らしについて
(3) シェアリングエコノミーについて
2. 調査対象
全国の満 15 歳以上の男女 3,000 人 ※国勢調査(2015 年)における性別、年齢・地域の比率を基に調査実施機関に登録 されているモニターから抽出。
3. 調査時期 2017 年3月
4. 調査方法 インターネット調査
5. 調査実施機関 株式会社ネオマーケティンク
この調査のうち、主なものをピックアップしてグラフにしてみました。
SNSの利用頻度
SNS(Facebook、Twitter、Instagramなど)の利用頻度についての結果。回答者のおよそ半数が利用しています。これは、全年代での数字なので若年層にいたってはさらに高い数字になると思います。
SNSを利用しているうちの、またおよそ半数が写真や動画を投稿しているので、回答者の1/4になります。
SNSの利用頻度 男女年代別
10代では、男子85%、女子90%がSNSを利用しています。50代の30%の人が毎日利用し、70代以上でも25%の人が利用しています。今後年代がスライドしていくため、高齢者によるSNSの利用は増加していくことでしょう。
SNSに写真・動画をアップするか?男女年代別
SNSを利用するなかで、「自分で写真・動画をアップするか」の調査です。女性の若年層がアップしている数字が高いには、イメージ通りといった感じでしょうか。注目なのは、男性の40代・50代の数字が多いのも特徴です。リア充アピールや仕事での活用での写真アップだったりするんでしょう。ちょうど、自分もこの年代にあたります。
写真・動画をアップする頻度
アップする人の2割が毎日アップで、一週間に一回以上は半数におよびます。アップしだしたら、頻繁にアップしたくなるんでしょう。
写真・動画をアップする頻度 男性年代別
写真・動画をアップする頻度 女性年代別
10代、20代の3割が、毎日アップしてます。50代にも注目で25%の人が毎日写真をアップしています。
SNSに写真・動画をアップする理由
特に理由がないのに、8%もの人がアップしているのが気になります。みんながやっているのに、強迫観念にとらわれておこなっているんでしょうか?
SNSに投稿するためにとった理由
わざわざSNSに投稿するのを理由に多くの人が行動をおこしています。1位が旅行で45.6%、外食、友人と集まる、イベントに参加と続きます。となると旅行の行き先を選ぶ基準として、SNS写真映えする場所が選ばれるようになってきているのが、この数字でも伺えます。
ネットの記事で最近人気なのは、インスタ映えする特集
SNSに投稿するためにとった理由 男性年代別10代〜
SNSに投稿するためにとった理由 男性年代別40代〜
SNSに投稿するためにとった理由 女性年代別10代〜
SNSに投稿するためにとった理由 女性年代別40代〜
商品・サービスのきっかけ
SNSの投稿を見てとった行動としての、商品の購入やサービスの利用に関する調査。友だちがアップしてSNSの情報から、多くの人が買ったり利用したりしています。
商品・サービスのきっかけ 男性年代別
商品・サービスのきっかけ 女性年代別
SNSの情報から買ったり利用したりするのは、当然若年層に多く、また女性のほうがさらに高い数字が現れています。化粧や美容関連、ファッション関連の情報は写真や動画ベースになってくるので、当然SNSとの相性がよく広告として活用され、消費に直結しているのが伺えます。
シェアリングエコノミーの認知度
シェアリング・エコノミーとは?
「シェアリング・エコノミー」とは、典型的には個人が保有する遊休資産(スキルのような無形のものも含む)の貸出しを仲介するサービスであり、貸主は遊休資産の活用による収入、借主は所有することなく利用ができるというメリットがある。貸し借りが成立するためには信頼関係の担保が必要であるが、そのためにソーシャルメディアの特性である情報交換に基づく緩やかなコミュニティの機能を活用することができる。シェアリング・エコノミーはシリコンバレーを起点にグローバルに成長してきた。PwCによると、2013年に約150億ドルの市場規模が2025年には約3,350億ドル規模に成長する見込みである。出典:総務省
世界的に有名なサービスとして民泊の「Airbnb(エアビーアンドビー)」や、空いた時間で自分の車を活用する「Uber(ウーバー)」
日本でも、モノを簡単に売り買いできる「メルカリ」やスキルを売り買いできる「クラウドワークス」などが有名です。さらに多くの企業がこの分野に参入してきています。
これらのことを
シェアリングエコノミー
と言います。要チェックのワードです。
シェアリングエコノミーに提供することの興味
シェアリングエコノミーを利用することの興味
シェアリングエコノミーへの不安
シェアリングエコノミーへの期待
シェアリングエコノミーへの期待(利用すること)
シェアリングエコノミー事業者への期待
インターネットオークショの利用状況
詳細なデータは、消費者庁のこちらのデータがダウンロードできます。
まとめ
シェアリングエコノミーに関しては、一部では活用されていますが、まだ認知度が低いのが現状です。地方や田舎では、リアルのつながりの中で自分の得意なものを提供して経済をなりたたせていました。ある特定の分野だけに限られていましたが、それをネットの力を利用して、ありとあらゆる分野のスキルを売り買いできるような仕組みが今できようとしています。
これは、国の政策の「働き方改革」の一つの分野としてピックアップされているので、この動きはさらに急速に進んでいくことは間違いありません。
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インスタ映えする写真が撮れるコンデジを聞かれたら、これですかね。