和歌山シリーズ終わりを向かえます。今回、訪れたのは長さ日本一(1,646m)の藤棚ロードがある日高川町です。高速道路の有田インターからおよそ30分で到着します。日本一長い藤棚ロードのすぐ近くにあるお店です。ちなみに、藤棚ロードでは毎年4月下旬から5月初旬に「ふじまつり」が行われ、関西圏から多くの方々が訪れるそうですよ。
藤棚ロードで有名な日高川町へ
元児童館を改装して作られたカフェです。一階が店舗で、二階が住居になっています。すぐ近くに山林があり、子どもの遊具も設置されてました。年季が入っていましたが、なんとか遊べそうでした。お店の名前は・・・
「パラペコキッチン」
素朴な雰囲気に、あじのあるイラストで楽しい気分になってきます。
今月のランチは?
本日のケーキ「バナナシフォン」
ランチ780円 ケーキとセット1330円
焼きおにぎりランチ
焼きおにぎり2つに、美味しいお味噌汁、お豆腐と小皿が付いてきます。見た目以上にボリュームがあって、ハラペコでも大満足です。お味噌汁は出しが効いているし、丁寧なお仕事が味で伝わってきます。
焼きおにぎりは、熱々の鉄板にのせて提供されますので、いつまでもあったかいものが食べられます。お漬物も手作りで滋味ぶかかったです。鉄板の鍋敷きは、紀州材を使ったご主人の手作りです。
※和歌山の木材使ったら全部「紀州材を使ったら」って言えますね。
ランチを頂いたら・・・
バナナシフォンケーキ
ここまでフワフワのシフォンケーキを食べたのは初めてです。甘ったるいのかな〜と思ってましたら、まったく甘くないので美味しい!もしランチではちょっと足りなかったな〜って人も、このシフォンケーキを食べれば大満足です。ごちそうさまでした。
素敵なご飯だけじゃないのです・・・
雑貨も売っています
パラペコキッチンの店内の一部は、雑貨が展示してあります。もちろん、購入できますよ。
雑貨は、近所や友人たちのアーティストさんの作品やハラペコキッチンのご主人が作った木工品です。
素敵なご夫婦が営業!
和歌山に移住してきたご夫婦がお店を切り盛りしています。旦那さんは三重県の出身で、和歌山に来て林業をはじめました。最初の3年間は森林組合に入り、次の3年は請負で仕事をしていました。林業をしていて、そのうちに自分で家を作ろう(手作りで家作り)と思い、山から200本の木材を切ってきました。なんと実行力のある!?そんなこんなしている時に、山で事故にあい林業を続けられなくなりました。仕事をどうするか?!大工でもないし、家具を作ったこともないのですが、なんと家具を作ってオークションサイトで販売しだしたそうです。今でこそメルカリなどあり、WEBで手作り品を販売するのは当たり前ですが、それを先取りしてやっていたんですね。ご主人の先見の明を感じさせます。さらに事件は続きます、木工の道具が台風ですべて流されました。ここで乗り越えていくご主人、なんと本とYouTubeを見てパン作りを独学で勉強を初めました。そして・・・ハラペコキッチンができました。
まとめ
ハラペコキッチンさん、素敵なご夫婦がやっているカフェですね〜食事だけでも充分に楽しめますが、展示してある小物を見たり、ゆったりと過ごすにはいい空間になっています。まだ3年目ということですが、今後どんな発展をしていくちょっと楽しみになります。
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