【政府】beyond2020プログラムってなに?

beyond(ビヨンド)2020プログラムとは?

日本の魅力、大募集!!

〜beyond2020プログラムは日本文化の魅力を発信するとともに、2020年以降を見据えたレガシー創出のための文化プログラムです〜

2020年以降を見据え、日本の強みである地域性豊かで多様性に富んだ文化を活かし、成熟社会にふさわしい次世代に誇れるレガシーの創出に資する文化プログラムを「beyond2020プログラム」として認証し、ロゴマークを付与することで、オールジャパンで統一感を持って日本全国へ展開していきます。

出典:サイトbeyond2020プログラムより

内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局が運営しているキャンペーンです。

「2020年オリンピック・パラリンピックが終わったあと、日本どうするの?その先ももりあげなきゃいけないでしょ?」

の趣旨の元に行われています。運営先は下記です。

内閣官房
東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局
東京都千代田区永田町1-6-1 内閣府本府
TEL:03-5253-2111(代表)
具体的になにをどうするの?
beyound2020

出典:サイトbeyond2020プログラムより

1.日本の文化を発信して、共生社会、国際化につながるものを作る。

2.営利非営利にかかわらず、文化に関わる活動が対象。

3.公的、民間、任意団体でも大丈夫。

4.認証を受けた活動は、ロゴマークの使用ができる。

beyond2020プログラムの認証要件
日本文化の魅力を発信するとともに、共生社会、国際化に繋がるレガシーを創出するため、以下を認証要件とします。

日本文化の魅力を発信する事業・活動
※日本文化とは、伝統的な芸術からクールジャパンとして世界中が注目するコンテンツ、和食などの食文化、祭りや伝統的工芸品など、多様なものを含んでいます。

多様性・国際性に配慮した、以下のいずれかを含んだ事業・活動
・障害者にとってのバリアを取り除く取組
・外国人にとっての言語の壁を取り除く取組
公的機関のほか、民間事業者、その他任意団体等幅広い方が実施する事業・活動が認証の対象となり、営利活動、非営利活動に関わらず、文化に関わる幅広い活動を認証します。

出典:サイトbeyond2020プログラムより

beyound2020-logo

出典:サイトbeyond2020プログラムより

簡単に言ってしまえば

【日本の文化を作り、国際化、多様性ある活動・事業をやっているものに対して、「beyond2020」ロゴの使用が認められる】

この日本の文化を作り、国際化、多様性という実に広い範囲に及びます。実際に、どういった事業が認められているのか?

金沢芸妓の舞

概要:本県が誇る財産であり、魅力ともなっている金沢芸妓による踊りや太鼓等の披露を行うとともに、お座敷太鼓(遊び)の体験や、普段、足を踏み入れることのない、奈落、せり、廻り舞台、花道など、邦楽ホールの裏側を解説を交えながら観覧するバックステージツアーを開催し、金沢芸妓や伝統芸能の魅力を大いに体感してもらう取組を行う。また、外国人の来場者も増えていることから、観覧する際のマナーなどを外国語で説明し、多様な方々が茶屋文化の奥深い魅力に触れることができるよう取り組む。

出典:サイトbeyond2020プログラムより

既存の観光メニューの一つである芸妓の活動を紹介するものです。外国人観光客が多く訪れるようになったので英語でも紹介しているところが、今回の事業とのつながりとして認められています。これがOKだとすると、観光イベントで多言語対応するだけで認証の対象として充分にといことになりますね。

金沢芸妓

出典: http://kanazawa.yadotime.jp/event/cat47

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Le Mouvement Final-(ル ムヴマン フィナール) 多言語対応字幕メガネシステム

概要:日本の漫画、アニメ、ゲームを原作とした舞台化の総称である2.5次元ミュージカルは海外からのお客様も多く、中でもこのミュージカル「美少女戦士セーラームーン」は海外での人気、認知度とも大変高い作品です。すでに多くの海外からのお客様がこの公演を観るためにわざわさ日本を訪れています。当協会ではより多くの皆さまにこのミュージカルを楽しんでいただくため、渋谷にある専用劇場AiiA 2.5 Theater Tokyoに最大4カ国語対応可能な字幕メガネを常設しています。

出典:サイトbeyond2020プログラムより

多言語対応ということで、セーラームーンショーが対象になっています。セーラームーンは海外でも大人気のアニメなので、実に面白い試みです。旅行の時、エンターテイメント鑑賞というのは大きな楽しみの一つですので、日本観光の名物のショーになってくることでしょう。

「千葉の酒フェスタ2017 IN TOKYO」(千葉の地酒PR)

概要:國酒としての「日本酒の価値」を再創造するため、伝統的な日本の食文化としての國酒・日本酒のもつ文化性、機能性、多様性をについて情報を発信する。日本酒製造の状況をビデオ放映し、日本酒の文化をインバウンドを含む多くの方に紹介する。千葉県には40の蔵があり、灘、新潟にも劣らない美味しい酒があることを東京の地(有楽町)でPR。日本酒は四季と一緒に発展してきた生活文化であり、今回は9月のイベントとして「秋酒」の特設コーナーなどを設置。イベント会場にはインバウンドの方も多数招待(一部有料)。英語対応可能な人材を配置。パンフレットも英語(中国語)対応のものを用意。

出典:サイトbeyond2020プログラムより

日本酒の販促イベントも対象になっています。海外で日本酒が注目されているので、多言語対応にしたことによるものです。(実際には、パンフレットと通訳を配置しただけでしょうけど)

2017年8月23日現在、認証されたプログラム

2017年

1月 5件
2月 13件
3月 25件
4月 59件
5月 31件
6月 50件
7月 35件
8月 20件
9月 18件
10月 30件
11月 8件
12月 8件

2018年

1月 4件
2月 1件
3月 3件
4月 2件
5月 1件
6月以降はまだ認定なし

認定組織

国の機関として文化庁/外務省(外務省事業のみを対象)/国際交流基金(国際交流基金事業のみを対象)/内閣府知的財産戦略推進事務局/内閣官房東京オリンピ ック競技大会・東京パラ リンピック競技大会推 進本部事務局
ほかに、各地方自治体のスポーツ・文化振興の担当部署が認定組織(その場所に拠点がある組織のみ対象)になっているケースがあります。

まとめ

ネットで気になるキーワード「beyond2020」をみつけましたので、まとめてみました。

このプログラムがはじまる以前でも同様な活動が官民問わず行われていましたが、お上(政府)が旗をふって認証することにより、より活動を活発化させるのが目的でしょう。やっている方も政府のロゴマークが使えると、お墨付きがもらえた感じがして、関係各所に話が通し易くなったりすることもあるでしょう。

多様性、国際化、日本文化の発信をしているイベント企画者は、一度申請してみるといいかもしれません。ちなみに熱海では、年間200日イベントが開催されている街です。これだけあれば、この案件に合致するものも絶対あるはずです。

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