日本政府観光局(JNTO)の観光に関する統計資料を公開しております。そちらのデータを元に、いくつかグラフを制作しました。最新2015年の数字ですが、2016年の数字が出てきましたら更新して制作してみようかと思っております。
Contents
- 1.世界各国・地域への外国人訪問者数(2015円上位20位)
- 2.訪日客数の推移(2003〜2015年)
- 3.訪日外国人旅行者数・出国日本人の推移(2003〜2015年)
- 4.訪日外国人1人当たり費目別旅行支出(2016年7〜9月期)
- 5.訪日外国人1人当たり費目別旅行支出 訪日数上位3ヶ国
- 6.旅行消費額と訪日外国人旅行者数の推移
- 7.訪日外国人の性別(国籍・地域別、全目的)
- 8.訪日外国人の年代(国籍・地域別、全目的)
- 9.訪日外国人の主な来訪目的(国籍・地域別、全目的)
- 10.訪日外国人の滞在日数(観光・レジャー目的)
- 11.訪日外国人の費目別購入率および購入者単価(2015年)
- 12.出発前に得た旅行情報源で役にたったもの(全体)
- 13.出発前に得た旅行情報源で役にたったもの(韓国)
- 14.出発前に得た旅行情報源で役にたったもの(台湾)
- 15.出発前に得た旅行情報源で役にたったもの(中国)
- 16.訪日外国人の一番満足した飲食・その理由(全体)
- 17.訪日外国人の一番満足した飲食・その理由(韓国)
- 18.訪日外国人の一番満足した飲食・その理由(台湾)
- 19.訪日外国人の一番満足した飲食・その理由(中国)
- グラフの動画
制作したグラフ ※特に表記がないものは2015年統計
- 世界各国・地域への外国人訪問者数(上位20ヶ国)
- 訪日客数の推移(2003〜2015年)
- 訪日外国人旅行者数・出国日本人の推移(2003〜2015年)
- 訪日外国人1人当たり費目別旅行支出(2016年7〜9月期)
- 訪日外国人1人当たり費目別旅行支出 訪日数上位3ヶ国
- 旅行消費額と訪日外国人旅行者数の推移
- 訪日外国人の性別(国籍・地域別、全目的)
- 訪日外国人の年代(国籍・地域別、全目的)
- 訪日外国人の主な来訪目的(国籍・地域別、全目的)
- 訪日外国人の滞在日数(国籍・地域別、観光・レジャー目的)
- 訪日外国人の費目別購入率および購入者単価
- 訪日外国人の出発前に得た旅行情報源で役にたったもの(全体)
- 訪日外国人の出発前に得た旅行情報源で役にたったもの(韓国)
- 訪日外国人の出発前に得た旅行情報源で役にたったもの(台湾)
- 訪日外国人の出発前に得た旅行情報源で役にたったもの(中国)
- 訪日外国人の一番満足した飲食・その理由(全体)
- 訪日外国人の一番満足した飲食・その理由(韓国)
- 訪日外国人の一番満足した飲食・その理由(台湾)
- 訪日外国人の一番満足した飲食・その理由(中国)
1.世界各国・地域への外国人訪問者数(2015円上位20位)
日本は、世界で16位の外国人訪問者数の国。アジアでは6位になります。1位フランスの4分の1。アジアトップの中国の3分の1。東南アジアの観光立国タイとの差は1000万人。ポテンシャル的に島国であるイギリスと同程度と考えると、日本政府が目標としている4000万人という数字はなんとか達成できないでもないですかね。
2.訪日客数の推移(2003〜2015年)
観光庁が設立され、ビジット・ジャパン事業を開始してからの推移です。少しづつ右肩あがりでしたが、リーマンショックと東日本大震災で大きな落ち込みを経験。しかし、立ち直し急激に増加をしております。正直、10年前に2000万人を目標という数字を聞いていた時、なにを楽観的なというのが自分の感想でしたが、外的要因もあって急増しています。国内経済が停滞気味な現状、インバウンドによる活性化は必要不可欠です。
3.訪日外国人旅行者数・出国日本人の推移(2003〜2015年)
こちらは、出る人と入ってくる人のグラフ。2003年1303万人から2015年1621万人と、ほぼ横ばいの海外への日本人旅行客数。一方、海外からの人は年々増加、観光での国内収支は黒字です。たぶん今後も日本人が海外に出国していく数字は変わらないでしょうが、訪日の外国人は増えていきます。
4.訪日外国人1人当たり費目別旅行支出(2016年7〜9月期)
訪日した外国人が、一人平均で幾らのお金を日本で消費するかという数字。
5.訪日外国人1人当たり費目別旅行支出 訪日数上位3ヶ国
こちらは国別の数字で、訪日上位3ヶ国をグラフにしてみました。韓国と中国では3倍もの開きがあります。台湾で中国のほぼ半分。韓国、台湾の観光客は、訪日経験が多いのと滞在日数が少ないのでこのような数字が出たと思います。中国人観光客は【爆買い】でも知られていますが、2016年7〜9月期は爆買いが沈静化した時期。それでも買物の消費は一人10万円になっています。
6.旅行消費額と訪日外国人旅行者数の推移
観客数と消費額の推移。2011年で消費額8000億円、2015年にはおよそ4倍の3兆4000億円。4000万人の観光客が訪れたとすれば7兆円規模の消費が望めます。
7.訪日外国人の性別(国籍・地域別、全目的)
訪日外国人の性別で、こちらは観光目的以外も入っている全目的のグラフになります。絶対数が多く、観光目的の割合が多いアジア圏では女性の比率が多くなっているのが見受けられます。観光にくるのは女性が多いってことですかね、渋谷で見かけるアジア系の外国人観光客は女性が多い印象をうけます。(※うちの会社、事務所が渋谷にあるもので)仕事関連の多いと思われる、ベトナムやインドは男性が圧倒的に多いです。また、ヨーロッパ圏も男性が多いのがわかります。極東のアジアの島国まで観光しにくる変わり者は男性が多いってことでしょう。
8.訪日外国人の年代(国籍・地域別、全目的)
年代別の数字。スペインの30代が多いのが気になりますが、キャプテン翼を筆頭に日本アニメで育った世代の人たちがやってきているのでしょう。そう言えば、自分がたまに行く渋谷のバーに訪れるスペイン人は決まって日本のアニメが大好きです。
9.訪日外国人の主な来訪目的(国籍・地域別、全目的)
さきほど言及したベトナムとインドは、やはり仕事関係の比率がとても多くなっています。一方、オーストラリアは観光客の割合がとても多いのも特筆するところでしょうか、ウィンタースポーツを楽しみに来ているのでしょう。スペインも観光目的が多いですね。逆を言えば、オーストラリアやスペインはビジネスマンの訪日が、他にくらべて少ないとも考えられます。
10.訪日外国人の滞在日数(観光・レジャー目的)
韓国の3日以内ってのが案外多いのには驚きますが、日本人でも3日以内の旅行で韓国へ行く人も多いことから理解できます。ヨーロッパ圏の人はさすがに短期間でって訳にも行きませんが、それでもショートステイの人もいます。韓国や中国へ行ったついでに日本に来る人達でしょう。日本人がイギリスに行ったついでに、アイルランドに寄って旅行してくる感じでしょうか。
11.訪日外国人の費目別購入率および購入者単価(2015年)
中国人に人気なものが、数字がいいですね。カメラや時計、医療品や服カバン。グラフにはなっていませんが、ヨーロッパ圏の人には和服や民芸品が人気のようです。
12.出発前に得た旅行情報源で役にたったもの(全体)
思ったよりテレビでの情報があまり旅行で役にたってない印象をうけました。トップは「個人のブログ」で、フォローする形で政府や観光関連のホームページが役にたっているのが伺えます。案外、動画サイトの数字が少ないのが気になります。動画で観光情報というよりは、イメージを伝えるものですね。役立つ情報量としては少ないのは確かで、文字の方が情報量が多く、役立つ情報源としてはいいのでしょう。
13.出発前に得た旅行情報源で役にたったもの(韓国)
当然トップは、個人のブログ。50%を越えています。複数回来ている韓国の人たちでしょうから、一般的な情報よりも個人ブログの隠れた情報を見てくるのが楽しみと思われます。
14.出発前に得た旅行情報源で役にたったもの(台湾)
台湾では、日本政府のホームページが大活躍してますね。旅行会社のパンフレットも数字が高いです。しっかりとしたマーケティングが成功しているということでしょう。ちなみに先日お会いした台湾の有名ブロガーの方は、Instagramで美味しそうなお店を探していると言ってました。日本の飲食店の方々は、台湾向けのハッシュタグをつけるのもいいかもです。
15.出発前に得た旅行情報源で役にたったもの(中国)
中国では個人ブログもですが、SNSの効果がかなりあるようです。また知人友人の数字も高いです。SNSへの拡散の施策が中国向けには効果的なのが伺えます。
16.訪日外国人の一番満足した飲食・その理由(全体)
寿司や魚料理の満足度が高いのは、なんとなく理解できます。ラーメン・肉料理がとても数字が高く、日本の食の真骨頂はここになるのではと思います。海外でも「神戸牛」の評価は高いのは知られています。
17.訪日外国人の一番満足した飲食・その理由(韓国)
焼肉のイメージが強い韓国。その韓国人さえも日本の肉料理に関して言うと、期待しつつ満足しているのが数字から読み取れます。全体にくらべると、ラーメンが低めの数字になっています。
18.訪日外国人の一番満足した飲食・その理由(台湾)
台湾では、ラーメンがダントツ高いですね。中国の人は、麺類に関してはウルサイだけに日本のウマいラーメンは評価されているのだと思います。その他の日本料理の数字が若干ですが高めなのは、日本ツウが多い台湾の方が、新しい日本料理に挑戦している現れでしょう。
19.訪日外国人の一番満足した飲食・その理由(中国)
中国の方は、本当に魚料理が大好きなようですね、「品質が良い」にも全体にくらべかなり高い数字が出ています。新鮮で安心して刺身を食べることができる日本の料理店・レストランに対する評価が数字で現れています。菓子類の数字が高いのも注目です。
グラフの動画
上記のグラフの一部を、動画にしております。
出典:日本政府観光局(JNTO) http://www.jnto.go.jp/jpn/
出典:観光庁 http://www.mlit.go.jp/kankocho/
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