日帰り温泉、立ち寄り湯としても利用できる
熱海温泉の共同浴場を4つ紹介します。
追記:2017年5月6日 伊豆山地区を1軒追加で計4つ
「今昔温泉物語 伊豆・箱根、関東篇」山本容朗編は、温泉地のエッセイが集められています。その中の一つに熱海についての書かれたものがあります。
しかし、現在(2017年)ではわずかに4つが残るだけです。共同浴場、いわゆる銭湯ですね。
1.駅前温泉(旧田原浴場)
営業時間:14:00~22:00 定休日:水曜日
入浴料金:500
泉質:ナトリウム-カルシウム・塩化物泉
効能:神経痛、筋肉痛、五十肩、皮膚病など
駐車場:無し アクセス:熱海駅から歩いて2分
駅ビルも新しくなり近代的になった熱海駅。駅から徒歩2分(まよったら3〜4分かかるかも)のところに昔ながらの共同浴場があります。以前は「田原浴場」と呼ばれていたようで、現在は「駅前温泉」の名前になっています。
熱海駅前振興会館のビルの1階に、共同浴場が入っています。商店街ほど近くのビルですから、ほんとにここに温泉があるのかと疑ってしまいます。
扉を開けると受付があり500円を支払い、奥へ行くと昔ながらの銭湯が待ち構えています。
ここは湯量が豊富で源泉かけ流し、お湯がとにかく熱いです。他のお客さんに確認して、湯船に水を入れて温度調整することをオススメします。男湯には、3人入るといっぱいになる湯船が2つあります。
自分が入った時は、一人旅のライダーや地元の方などで大変混んでいました。
清水町浴場
営業時間:11:00~21:30 定休日:毎月6日、16日、26日
入浴料金:500
泉質:ナトリウム-カルシウム・塩化物泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、リウマチ
駐車場:無し
熱海市中心部の清水町にある共同浴場です。清水町には、商店が数多くあり、観光地で人気の起雲閣もあります。ここには受付の人がいないので、入り口で利用券を記入して入る必要があります。
熱海銀座や海沿いの渚町などレトロな町歩きを堪能したら、清水町まで足を伸ばして地域住民の湯を体験してみてもいいでしょう。
山田湯
営業時間:8:00~11:00、15:30~21:00
定休日:不定休
入浴料金:300円
駐車場:無料で駐車できるスペースありますが、要確認です
熱海市街地には、3本の川が流れています。駅から南に向かって順番に糸川、初川、そして和田川です。その和田川近くにあり、山田さんが経営している山田湯です。
山田湯の周りは、観光地の香りは一切しない住宅街です。田舎にある温泉の共同浴場を体験したかったら、こちらがオススメです。周りは民家ばかりなので、訪れる際は地域住民の方々にご迷惑にならないように注意してください。
熱海のお湯は、塩分が強いのが特徴。山田湯の温泉もまさにそれで、温まると冷めにくいです。
定休日が、不定期なのでどうしても入りたい人は事前に確認しておく必要がありそうです。
伊豆山浜浴場(走り湯浴場)
伊豆山地区で唯一の共同浴場です。伊豆山浜生活共同組合が管理されていている浜会館の1階にあります。
営業時間:14:30〜21:30
定休日:木曜日
入浴料金:大人350円 小人100円
まだ行ったことないので、行きましたら写真などアップしたいと思います。
まとめ
温泉地なので、共同浴場が数多くあるのではと思っていましたが、残念ながら4つしかありません。海沿いの渚湯と上宿共同浴場は2009年に閉業、水口第一・第二共同浴場は2015年大晦日に閉業と、相次いで地元の方に愛されていた共同浴場がなくなってきています。
できることなら、今残っているものだけでも続いて欲しいものです。節度をもって、観光客の方々が日帰り温泉、立ち寄り温泉として利用してくれれば、継続の力になるのではないでしょうか。オシャレなオーシャンビューの温泉もいいですが、ぜひ地元の方に愛される共同浴場・銭湯にも入ってみてください。新しい発見があるかもしれません。
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