2017年3月18日(土)〜26日(日)で開催されたアタミアートウィーク、最終日に行ってきました。
アタミアートウィーク
舞台は静岡県熱海市。空き家・空き店舗やカフェを会場として、「アタミアートウィーク」と銘打ち、美大生の展覧会を2013年3月に開催いたしました。それから、毎年3月に学生が主体となりアタミアートウィークを企画・運営。毎年テーマを変えながら、「若手作家の創作および作品展示の場をつくり発信する」こと、「まだ明らかになっていない熱海の魅力を発掘する」ことを目的として開催しています。
http://atami-art-week.com/2017/
訪れた日は『海辺のあたみマルシェ クラフト&ファーマーズマーケット』開催日でした。
※熱海銀座にて奇数隔月開催の『海辺のあたみマルシェ』は、4月から親水公園に場所を移し毎月開催になります!
雨の日ながら、マルシェは多くのお客さんで賑わっていました。いろんなお店が並んでいて楽しいイベントです、ぜひ皆さんも行ってみてください。
海辺のあたみマルシェ→ http://atamimarche.jp
熱海銀座の真ん中あたりにある『レンタルスペース ツイキ』が、アタミアートウィークの会場の一つになっていました。
会場には、クレジットが
後援 熱海市/熱海市教育委員会 一般社団法人 熱海市観光協会 NPO法人 atamista
協賛 下田国久さま/蓬莱屋 石渡久照さま/稲葉タバコ店/熱海ガス 株式会社/㈱ ミサワアートプロジェクト/KICHI+/湯川さま/㈱ 丸屋喜助商店/桐生義明さま
協力 熱海交通自動車株式会社/イナダ時計店/utrymme/ユトリエ/芥川暉/石川彰/桐生義明/桐生恭子/下田国久/對木正幸
Contents
会場4 ツイキ レンタルスペース
鈴木媛琳さんの作品です。
10点ほどの作品がありましたが、鈴木さんにお伺いしたらひと月で描き上げそうです。
鈴木さんの作品の奥には、また別の作家さんの作品が。
一瞬、足がすくんでしまう
その奥にひろがる景色が
私のと少しでも違っていたら
かなしい気持ちになってしまいそうだ
A氏の理想の庭 すべつな+黒坂祐
会場5 川長ビル こいし/さと
あたみマルシェを後にして、会場5へ向かいました。徒歩で5分くらい。海沿いの渚町が舞台です。この地域は、昭和25年に町を襲った大火事をま逃れて、昔ながらのビルや建物が残った地域。昔ながらのスナックやパブがありレトロで、昭和な、ディープな地域です。先程の会場でもらった地図を片手に向かうのですが、なかなか見つからない。こうして場所を探すのもアタミアートウィークの面白さ。今は、空き家になったパブが会場です。
レトロなパブ・スナックがある雑居ビルの中におそるおそる入っていくと、展示のスペース(空き店舗)がありました。
一輪の花が置かれています。
閉店したスナックの片隅に、砂袋が積み上げらていました。この作品は、熱海サンビーチでも展示されています。
熱海サンビーチでの展示は、こちらの記事を→ 【熱海】アタミアートウィーク2017が開催!
会場内には、プロジェクターで制作の様子などが流されていました。映画「◯◯」の撮影のために、一時撤去される作品の様子も流されていました。
「スナックさと」から「スナックこいし」へ
会場を後してビルを出ようとすると・・・
毎度ありがとうございます!また近いうちにどうぞ!
続いて会場6へ移動しました。こちらも徒歩で5分ぐらい。和田南町です。
会場6 熱海交通ビル マドリード
タクシー会社さんが入っているの裏側にある「パブスナック マドリード」が会場6です。いや、これもだいぶわかりずらいんですが。。。
会場の中が、これまた薄暗い。そして、何かが回っている。
回転するモニュメントをカメラで撮影し、モニターで写しだされています。
熱海っぽいレトロ的であり、内向的うつつな夢の中のよう
石坂さんの作品です。熱海の街にあるスナックの中で活きる、空間アート作品。
まとめ
ほかにも会場が1から7まであったアタミアートウィークでしたが、残念ながら全部まわれませんでした。しかし、充分楽しめました。東京の芸術を学ぶ学生さんたちの作品が、熱海の街と化学反応をして、面白みが倍増したと思います。このイベントが起爆剤となり、熱海が世界に誇る温泉地のビエンナーレの街になるといいな〜。学生さんだけでなく、国内外の作家さんの作品が発表できたらな〜